藤島正之の発言 (憲法調査会)

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○藤島委員 今回のテロにかかわる政府の対策特別措置法あるいはPKO法にしましても、憲法九条の関係で集団的自衛権を認めないままでなし崩し的手法でやっているということは、私は、法律に対する国民の信頼といいますか、あるいは憲法に対する国民の信頼を非常に揺るがしているというふうに感じられるものであります。
 同じような点で私学助成の問題もあると思います。あるいは、違憲立法審査権の関係でいえば、統治行為ということで裁判所は逃げたような形になっている、こういうことに対して、憲法裁判所の問題。あるいは地方の独立、独立といいながら、予算面では完全に国が握っておって、実質的には地方の独立が果たされていない問題。こういった問題を放置しておくことは、非常に国民の憲法に対する信頼を損ねていると私は思っております。
 先ほど中曽根委員からもお話ありましたけれども、今の日本の社会の変化は大変スピードが増してきておりますし、人心といいますか、国民の気持ちもどんどん変わってきておるわけであります。そういう中で今のままずるずると時間を過ごすことは許されないんじゃないか、私はこう思うわけであります。
 一方また、憲法は国家を引っ張っていくといいますか、理想に向けて持っていくという面もあるわけでありまして、そういう面からもう一度この憲法を見直す、こういう作業も必要だろうという感じがしてなりません。特に非常事態等に関していえば、かつての日本でいえば必要なかったのかもしれませんけれども、今こう見ますと大変重要な問題であろうと思っております。
 そのようなことから、私は、五年ということにとらわれることなく、もっと前向きに早い結論というようなことも念頭に置いて、審議を進めていただきたいと思います。
 以上です。

発言情報

speech_id: 115304184X00520011206_029

発言者: 藤島正之

speaker_id: 9825

日付: 2001-12-06

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会