北川正恭の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)
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○北川参考人 二十世紀型といいますか、明治維新以来中央集権で坂の上の雲を求めて、見事にこの国をつくり上げてきたのはすごい成果があった、そのように思います。そのときには、やはり基本的には物不足時代だと思いますから、供給側の論理が当然強くなるわけですから、供給をするということで、行政的にいえば、お上がしてあげましょうということになりますし、経済界でいえば、つくってあげましょうということになりますから、製造メーカーが強くなるのは、これは物が不足して需要を満たすということになれば当然だと思います。
しかし、そのことで、大変な御努力があって、幸いに成熟国家になり物が充足をしてまいりますと、今度は逆に消費者の方が圧倒的に強くなるのは自明の理だ、そのように思います。したがって、今度は消費者が中心になる。民主主義は需要者、ディマンドサイドの方へこたえていかなければいけませんし、エコノミーの場合も、顧客満足をでき得ない企業というのは成り立たないということだと思います。私は、それをデモクラシーととっておりますので、生活者起点ということに当然なってきます。
二十世紀は結局は供給型の論理ということで、これは政官財が護送船団を組んできたということ。これが五百兆円を超える見事な政治社会、大経済大国をつくったこのときに、まだ政治、行政が管理しようということが閉塞感をもたらしている最大のものだ、そのように考えるところでございますので、まさに政経不可分というのは二十世紀型の負の遺産であろうと私は考えておりますから、先ほど申し上げましたように、当然、分散、自立、多様ということがとても重要な議題になり、そのことに本格的に踏み込まない限りこの国の閉塞感は取れない、そのように思っているところでございます。
国際空港に関しましては、三重・畿央は、道路が整備されれば関西新空港、中部新国際空港からそれぞれ四十五分内外の時間で来れる。リダンダンシーとして、一方の空港が何かの都合でだめになれば一方の空港が機能するということでは、最高に恵まれた国際空港があり、しかも二つの空港が同時併用できるということは圧倒的な強みではないかな、そのように思います。