北川正恭の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)

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○北川参考人 まず、県民の声を聞いたかということですが、聞かせていただきました。
 それで、まず、これは平成十一年の三月のことでございますが、二十以上の男女一万人を対象にして、お答えをいただいたのが四千九十五人でございます。それで、首都機能移転に対する認知度、九〇・一%。首都機能が移転することに六九・六%が賛成。三重・畿央地域への首都機能移転を六四・八%の方が好ましいということで回答が来ております。そういったことは、我々は、さまざまなフォーラムとかあるいはパンフレット等で議論を進めておりますので、議論としてはかなり高まってきているというふうに考えさせていただいております。
 もう一つは、合意形成の話でございますが、いささか失礼になるかわかりませんが、やはり、本当の意味の国家戦略とかこの国の形とかいうことが、ややもすると議論がされてこなかったのではないかということを大変心配しておりまして、私どもは、まさに国民に夢を持たせ、ロマンを持たせ、そして、こういう国家像を二十一世紀には築き上げ、それが数世紀にわたって続いていくんだというようなテーマを、ぜひ御議論を賜れるようになってくればいいと思うんですね。
 そうしますと、私も国会議員を経験しておりますのでよくわかりますが、やはり忙し過ぎる点があると思うんですね。そのことはどういうことかというと、やはり中央集権でありますと、さまざまな点において、中央と地方との関係において利害調整をしたり予算獲得をしたりというようなことになれば、やはり分権自治だと思います。そして、そのことによって国の権能と地方の、県、市町村の権能を明確に分けて、そして責任と権限を分けていかないといけないのではないか。
 そういったことも含めまして、大変口幅ったい言い方でございまして失礼でございますけれども、まさにこの国の形なんかを御議論いただくことがこの国の形を大きく変えていくということになろう、私はそう思います。
 したがって、二十世紀につくり上げてきた国家像というのは見事なものがあって、坂の上の雲を達成しつつあったと思います。さあ、今度はもう一回、次なる坂の上の雲は何ぞやということになったときに、例えば東京の首都というのは二十世紀型で、政官財が護送船団で見事に機能し得たと思いますが、果たしてパリの魅力、ウィーンの魅力、ローマの魅力、これが本当にあるかどうかというようなことは成熟した社会でこれから考えていくべき課題だとするならば、新都を構想しまして、インテリジェントシティーであるとか環境にふさわしい、本当に世界に情報が発信できるような、そういった技術の粋を世界から集め、それが新しいビジネスモデルになって、日本が世界の牽引車になっていくというような壮大な構想力こそ、私は国会でぜひ御議論をいただきたいなと強くお願いをするところでございます。

発言情報

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発言者: 北川正恭

speaker_id: 19536

日付: 2001-12-04

院: 衆議院

会議名: 国会等の移転に関する特別委員会