武部勤の発言 (本会議)

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○国務大臣(武部勤君) 川橋議員の御質問にお答えいたします。
 まず、二頭目のBSE感染牛の発生という事態の予測に関する説明及び今後の見通しについて申し上げます。
 十月十八日に、私と厚生労働大臣が共同記者会見を開き、今後は屠畜場における全頭検査によりBSEに感染していない安全な牛からのもののみが出回るシステムが整備されたことについて、国民の皆様に御説明したところであります。
 その際に、九月に確認された一頭以外にBSEに感染している牛がいないと断定することはできないが、仮に新たにBSEが疑われる牛が発生しても、この検査体制により確実に発見され、屠畜場外に出回ることがないことについてもあわせて御説明したところであります。
 今般、新たにBSE感染牛が確認されたことは大変残念でありますが、これが食用として出回ることなく発見されたことは、このようなBSE全頭検査体制が有効に機能してきたことを示すものと考えております。
 今後のBSEの発生を否定することはできません。しかし、その見込みにつきましては、確かなことを申し上げることはできませんが、屠畜場における全頭検査や農場段階でのサーベイランスの強化等、新たなBSE検査の的確な実施を通じ、国内におけるBSE感染の状況が明らかになるものと考えております。
 いずれにいたしましても、今後とも、新たな感染牛が発生し得ることを想定して、常に緊張感を持って検査に臨み、食肉等の安全性の確保に万全を期してまいります。
 次に、行政の失態についての農林水産大臣の責任について申し上げます。
 BSEの侵入防止を図るため、これまで、肉骨粉の輸入停止措置、飼料の適正利用の推進、家畜伝染病予防法の改正によるBSEの家畜伝染病への指定とサーベイランスの実施等、各種の措置により、リスクを最小限に抑え、BSEの発生防止を図ってきたところでありますが、今般、我が国においてBSEが発生したことは大変残念なことと受けとめております。
 また、今回の事態の発生に際し、省内及び省外との連絡体制が十分に機能しなかったこと等から、初期段階で対応に混乱が見られたこと等、国民の皆様の行政に対する不信を招いたことはまことに遺憾であります。
 このため、省内の連絡体制を含め、関係省庁、都道府県等とも密接な連絡を図りながら、報告、連絡、相談、点検、確認を徹底し、国民の立場に立って迅速かつ的確な対応に努めることが肝要であります。
 今回のようなことが二度と起きないように、当省の幹部を初め職員に対して私から厳重に注意したところであり、今回の教訓を今後の行政に生かしていくことが重要であると考えております。
 なお、BSE発生以来、感染経路の究明、生産者、流通業者、中小企業者など、影響を受けた方々に対する関連対策の取りまとめ等、農林水産大臣としての職責を間断なく果たしてきているところであります。
 今後とも、これらの職責をしっかり果たし、国民の皆様に安心していただくために全力を尽くすことが私にとっての最大の責任であると考えております。(拍手)
   〔国務大臣田中眞紀子君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 115315254X01420011128_007

発言者: 武部勤

speaker_id: 7886

日付: 2001-11-28

院: 参議院

会議名: 本会議