竹中平蔵の発言 (本会議)

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○国務大臣(竹中平蔵君) 私に対しましては、構造改革と景気回復を両立させる経済運営の手法についてのお尋ねがございました。
 ただいま総理から既に御答弁がありましたので重複は避けさせていただきますけれども、日本の今の景気は大変厳しい状況にあり、その先行きについても注視が必要であるということは十分に認識をしております。しかし、一方で、日本の経済の潜在的な成長力は、これはそれなりにあるんであって、この潜在力を生かすためにも、改革なくして成長なしとの決意のもとで、構造改革を強力かつ迅速に進めることが重要であるというふうに考えています。
 構造の改革といいますのは、供給側の強化でありますけれども、同時に、経済の活性化を通じてデフレの阻止に寄与する、つまり需要側の効果をももたらすものでありまして、このような意味で構造改革と景気回復は対立するものではないんだというふうに考えるわけでございます。
 これらの点を踏まえまして、今回新たに緊急対応プログラムを策定することといたしております。これによって、構造改革をさらに加速させながら、デフレスパイラルに陥ることを回避してまいりたい、つまり需要側にも配慮していきたいというふうに考えるわけでございます。
 いずれにしましても、川橋議員、魔法のような経済運営の手法にというお話がありましたが、残念ながら魔法はやはりないのだと思います。その意味では、構造改革を断固とした決意で進めること、その過程においては、しかしデフレスパイラルに陥る危機を、リスクを回避するための十分な配慮をしていくこと、こういった観点から責任ある経済運営をさせていただきたいというふうに思っております。
 以上、御答弁申し上げます。(拍手)

発言情報

speech_id: 115315254X01420011128_009

発言者: 竹中平蔵

speaker_id: 23089

日付: 2001-11-28

院: 参議院

会議名: 本会議