2002-04-11
衆議院
中山正暉
憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会
中山正暉の発言 (憲法調査会政治の基本機構のあり方に関する調査小委員会)
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○中山(正)小委員 もういいところは大分出てしまいましたので、大変お時間をいただいて、きょうは御苦労かけております。
私、今現在、自民党の選挙制度調査会の会長をやっておりまして、初代が羽田孜、今は民主党の方へ行きましたが、彼が最初に説明に来たときに、二大政党をやるんだ、こう言ったんですね。あなたのところは、それは浅間山の煙を見ながら、馬子唄聞きながら、山の向こうが自民党、山のこっちが自民党で、二つに分けたら両方とも自民党が出てくるなんて考えてもいいかもしれぬけれども、私のところは、大阪城の見えるあたり、ど真ん中ですから。
私が最初出たときには、民社党の西尾末広先生、それから社会党の井岡大治先生、公明党の浅井美幸先生、それから共産党の東中光雄先生、それで私、各党一人ずつ、政党のショーウインドーと言われたんですね。ですから、そんなこと、あなたのところじゃそれはいいかもしれぬけれども、私のところみたいな大都市は、そんなのんきなことを言っておられぬぞということを言ったわけです。
それで結果的には、私は、地方議会二回選挙して、中選挙区で九回やりまして、小選挙区で二回やりました。今よくここへ残っているなと不思議に思うくらい、どうやら生き残ったのでございますが、三十三年間の間にそんな変化がありました。
ですから、私は今、あしたの朝、三党協議をまたやるんですが、小選挙区というものは、これは昨年の十二月の十九日に審議会の答申が出まして、五増五減案というのが出ているんです。そうしたら、その五増五減の審議会のあれでいきますと、二倍の格差のところが九カ所ぐらい残りますものですから、自民党の中では三減二増というような案が出てきましたり、それから、これは選挙制度調査会でこういうことを言うといかぬかもわかりませんが、私は中選挙区論者なんですね。ですから、公明党さんの三人区百五十というのは、これはいいなと思っていますけれども、なかなかそこへいかないんですね。
それで、今ちょっとこれは勘定してみましたら、もう二回の選挙制度で出てきた人が百九十七名、四百八十名のうち百九十七名になってしまっている。
これは、小選挙区である限りは必ず微調整が要るんです。二千人動かしたために、十万人の選挙区が変わってしまう、そういう選挙区もありましたり。それから北海道なんかは六百キロとかいう、六百キロにもならないかもしれませんけれども、私のところなんかは、高速道路で行くと三分で通り抜けてしまえる選挙区なんですが、北海道になると、選挙が始まったら、済むまで帰ってこれないなんというところがありましたり。
ですから、その辺のことを考えると、私は、この間の、これもややこしくてわかりにくいんですが、平成五年の八月九日に細川内閣が誕生しまして、九月十七日に細川内閣が政治改革関連四法案を国会に提出。十月五日、自民党、政治改革関連五法案を衆議院に提出。十一月十八日、衆議院本会議、自民党提出の政治改革関連五法案を否決。内閣提出の政治改革関連四法案を一部修正して議決。平成六年一月二十一日、参議院本会議、内閣提出政治改革関連四法案を否決。これは、委員会は通っているんですね。それから、一月二十六日、両院協議会を設置して、ここでは話がまとまらなかったんです。今度は、一月二十八日に細川総理と河野自民党総裁との会談で合意成立。一月二十九日、両院協議会の成案成立、衆参各院の本会議、両院協議会成案を可決、政治改革関連四法案成立。
さっき、土井たか子当時の議長とぱたっと会ったものですから、聞いてみたら、自分のあっせん案と全く違ったと言うんですね。私は、そのころテレビで、非常に悲痛な顔をして、河野洋平それから細川護煕三者で会っていらっしゃる姿を見たんですが、土井議長の提案を受けて、同日の夜、細川首相と河野総裁との会談が開かれたが、両者の合意内容は土井議長あっせん案とは全く異なり、大幅に自由民主党に譲歩したものであった。
これは、二回戻しているんですね。私は、あのときの法案の成立、ちょっと憲法違反じゃないかというような思いも、しかし、ああいうどさくさ紛れというのは怖いもので、一気呵成にいって、それで二大政党になったかといったら、十六の政党になりました。何だこれはという感じがするんです。
そういう意味で、選挙制度というのは、ここでよっぽどよく考えないと、これからもう一回、次まで小選挙区だというと、今度は、四百八十のうちにどのぐらい新人がふえますかね。そうしたら、あしたの三党協議では、公明党さんの三人区百五十というのに、さあ、いこうということで協議しても、そのとき一体どんなになるのかな。これが、私の最大の今のところの悩みでございます。
今度の京都の選挙を見ていますと、共産党との二大政党になるみたいな感じです。逆に、アメリカは共産党は非合法化されていますね。要するに、結社としての自由はありますけれども、共産党が国会議員になった場合は歳費を払っちゃいかぬというんですから、事実上ないわけですね。ですから、二大政党になります。だけれども、日本ではちゃんとした政党として共産党さんはおられますから。もう京都の知事なんかは、私は、官選知事じゃないかなという感じがするんですね。大変えげつないことを言って申しわけないんですけれども、こういう話はえげつなくしないと余り効果がないものですから、えげつなく申し上げますとそういうことになるんでございますが。
そんな意味で、先生、全体の何かいい知恵はございませんかね。まだお尋ねしたいことはたくさんあるのでございますが、ひとつその辺で最初にお願いしたいと思います。