扇千景の発言 (国土交通委員会)

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○扇国務大臣 古賀一成議員の御指摘は大変大事なところでございますし、今、日本の中に世界の中で国際都市と言われる資格のあるものがどれだけあるか、そういうこと自体も私は大いに問題になっていると思います。
 例えて例を挙げますと、東京で国際会議というものがどれくらい開かれたかということを考えますと、現段階で国際会議の開催件数、東京でやっと世界の三十三位なんです。アメリカの経済誌で、ビジネスに適した都市、そういうランキングをつけてございます。その中で、東京は世界では第十位、アジアではシンガポールや香港よりも低い評価がされているわけでございます。シンガポールが一位で香港が六位、東京が十位でございます。国際会議は、今申しましたように三十三位。
 そして、観光客の落としていくお金一つ見ても、日本が国際的にいかに評価されているかということの実例として、日本人が海外へ行って使うお金、それは世界の三位なんです。ところが、外国客が日本へ来て落とすお金、これは二十三位。今の世界情勢の中で、観光というものも第三次産業の中の主要な基幹産業となりつつあります。そういう意味で、果たして日本が二十一世紀、国際都市として世界に誇る日本を評価されるかどうか、そういうことがすべての基本にかかわってくる。経済の空洞化もしかり、産業の空洞化もしかり、観光の空洞化もしかり、空港の空洞化もしかり、あらゆることがこの原点になるわけですね。
 そういう意味で、先生が冒頭におっしゃいました公共工事、これもあまねく平等に満遍なくと。高度成長のときはすべてが上向きでよかったけれども、今や限られた予算の中で、世界に冠たる日本として生きていくためにはどこに集中投資をして、国際都市としてどこに欠陥があるのか、それを補完していかなければ、二十一世紀、日本は後進国になり得るのではないか。これでは子供や孫に私たちは申しわけない。そのためには、日本の国土のグランドデザインというものをつくって、二十一世紀に、世界に対応できる日本を、あらゆる、産業、経済面あるいは観光面でも立ち行くような、そういう都市にあるいは国に再生しなければならないときが現段階であるということで、今回は大変思い切った法案を提出させていただいたというのが基本でございます。

発言情報

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発言者: 扇千景

speaker_id: 27625

日付: 2002-03-15

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会