塩川正十郎の発言 (本会議)
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○国務大臣(塩川正十郎君) 私に対するお尋ねは四つあったと思っております。
まず最初に、今回、アメリカのブッシュ大統領がお越しになりまして、その会談に出席しておるだろう、であるならば、その会談の内容について、特に経済問題についてどういうお話があったのかというお尋ねでございました。
私は、ブッシュ大統領との個別協議において、お尋ねになったその席には出ておりませんで、同席いたしましたのは、ワーキングランチというて、一緒のテーブルで、長いテーブルで食事をする会でございますが、その席で一緒にさせていただきました。ちょうど私のはす向かいでございましたが、そのときのお話は、大体、世界の平和の問題あるいは教育問題、発展途上国の問題等が主要な議題でございました。
経済問題等につきましては、総理と大統領との間の首脳会談の中に出てきたということを私は総理から聞いておりまして、総理からは、改革の手綱を緩めることなく、特に金融面での措置、不良債権の処理を含むデフレ対策に新たな措置をとることも説明したし、また、ブッシュ大統領は強い支持と激励の意見を表明されたということを、私は、総理から報告を受けております。
次の問題といたしまして、外国為替特会剰余金の繰り入れについての御質問がございました。
外為特会からの繰り入れの特別措置は、同特会において平成十四年度も引き続き剰余金の発生が見込まれること等ございまして、臨時緊急の措置として、先にちょっと使わせてもらうということをしたわけでございます。
また、交付税特会承継債務の定率繰り入れ対象化は、一般会計における債務償還負担を平準化するとの観点から、その減債ルールを、普通国債や他の承継債務の減債ルールに統一するようにして行ったということでございますし、また、交付税特会の借り入れにつきましては、地方の財源の不足に対する借り入れの割合を縮減したものでございまして、また、臨時財政対策債、地方自治体が発行します対策債でございますが、これにつきましては、個々の団体、地方団体でございますが、それが借り入れをみずから行うことによって最終的な負担の帰属が明確になる、こういうこと等で、いずれも財政の透明化に資するものであると考えております。
いずれにいたしましても、これらの工夫により、十四年度予算編成において国債発行額三十兆円としたことは、国債発行が国債市場に与える悪影響を回避しつつ、財政の規律、特に節度を確保することに重点を置いたことであって、意味のあったことと考えております。
なお、御質問の中で、平成十四年度予算の組み替えをどう考えるかというお尋ねでございます。
組み替えにつきましては、野党の修正案をまだ拝見しておりませんので、組み替え案の検討をする対象が出てこないのでございますが、政府といたしましては、現在の予算案が最良のものであると信じて予算の審議をお願いしておることでございまして、組み替えの必要はないと考えております。
それから、中国に対しまして、中国の元の切り上げ交渉を行うべきではないかというお考えにつきましては、私たちもいろいろと検討もいたしておりまして、御質問の趣旨は十分に理解しておるものでございます。
しかしながら、中国経済は、現在、WTOに加盟いたしましたこと等ございまして、おいおいに国際的な水準にいろいろな面が合一していくであろうと思っておりますが、他国の通貨の相場水準について、我々がその適否を口にすべきではないと思って、差し控えておるところでございます。
しかしながら、近隣のアジア諸国や欧米諸国におきましては、元の現在のポジションにつきましていろいろな検討がされておるということを聞いておりまして、私たちといたしましても、重大な関心を持って見守り、かつ、将来において議論の対象にもいたしたいと思っておるところでございます。
以上でございます。(拍手)
〔国務大臣柳澤伯夫君登壇〕