竹中平蔵の発言 (本会議)
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○国務大臣(竹中平蔵君) 私に対しては、二点、質問をいただきました。
まず、景気悪化と物価下落の悪循環を断ち切るための包括的な政策いかんということであります。
デフレを克服することは、構造改革を円滑に進め、景気回復を図るために極めて重要であるというふうにもちろん考えております。先般、閣議決定されました「改革と展望」の中では、デフレの克服を今後二年の集中調整期間における最重要課題と位置づけたところであります。
このため、政府としては、民需、雇用の拡大に力点を置いた規制改革や財政構造改革を推進するとともに、不良債権の処理の促進によって金融機能の正常化を図り、資金が必要な新興企業や成長産業に円滑に供給されるよう、環境整備を推進しているところであります。加えて、十四年度予算、十三年度第二次補正予算とを切れ目なく執行することが重要であるというふうに認識をしております。
また、財務大臣のお話にもありましたように、先週、総理から、具体的で実効性のあるデフレ対策について、五つの項目を挙げて、今月内を目途に早急に検討して、できる限り早くそれを実施に移すようにという御指示があったところでありまして、その検討を急いでいるところでございます。
もちろん、金融政策も重要であります。金融政策の運営にも期待をしております。政府、日本銀行が一体となった、強力かつ総合的な取り組みにより、景気を回復させるとともに、デフレを阻止するという決意であります。
公的資金の投入に係る意見の相違についてのお尋ねがありました。
現下の最重要課題であります不良債権の処理については、これは具体的進捗が強く求められているというふうに強く思っております。政府としては、不良債権処理を一層促進するとともに、金融危機を起こさないためのあらゆる手段を講じるという考え方であります。
公的資金の再投入、再注入につきましては、市場の動向や不良債権の処理状況等、金融情勢について十分注視しつつ、今後、金融危機のおそれがある場合には、法令に従い的確に対処することが重要であるというふうに考えておりまして、この点で柳澤大臣と考え方が異なるものではないというふうに、はっきりと申し上げたいと思います。
政府としては、当該問題を含めた金融問題について、総理のリーダーシップのもと、関係大臣が緊密に連携しながら取り組んでまいる所存でございます。(拍手)
〔国務大臣扇千景君登壇〕