扇千景の発言 (本会議)
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○国務大臣(扇千景君) 藤島先生から私に、二点についてのお尋ねがございました。
まず第一点は、公共工事のコスト縮減についてお尋ねがございました。
御存じのとおり、平成九年度から、公共工事のコスト縮減対策に取り組んでおりますし、平成十二年度からは、直接的な工事コストの低減だけではなくて、ライフサイクルコストの低減、社会的コストの低減など、その観点も踏まえまして、総合的なコスト縮減に取り組んでいるところでございます。
これらの取り組みの結果、平成十二年度の工事コストの縮減率は、平成八年度に比べまして、一〇・五%となっております。さらに、労務費等の下落を考慮しますと一六%となっております。
さらに、工事の平準化の促進、新技術活用の促進、電子入札の前倒し実施等の公共事業コスト改革を推進することによりまして、一層のコスト縮減に努めてまいりたいと存じております。
先ほど、東京都の話も先生おっしゃいましたので、東京都の話もいたしますと、御存じのとおり、路上工事の件数につきましては、道路管理者や公益事業者等で、施工時期あるいは施工方法等、お互いに調整を行っておりますし、また、共同溝の整備を進めることによりまして、平成十二年度には、平成四年度に比べまして、東京都区部におきましては約半分になっております。また、先生の御出身の福岡を例にとりますと、福岡は三八・一%の削減になっております。
第二点目の、公共工事の事業の成果を速やかに出すべきではないかという御指摘がございました。
平成十四年度の国土交通省予算を例にとってみましても、都市再生・環境、少子高齢化対応等の重点七分野に大胆に予算配分をシフトしたところでございますけれども、完成間近の事業等、景気への即効性の高い事業の優先的執行に努めていきたいと考えております。
具体的には、先生もおっしゃいました三大都市圏環状道路の整備に対前年度比二一%増の予算を配分するほか、都市計画道路の完了期間宣言路線の重点的整備を推進するなど、重点投資を図っていきたいと思っております。
また、真に必要な箇所に厳選いたしまして集中的に事業を進めるために、平成十年度からすべての新規事業採択箇所におきまして実施しております、費用対効果分析を活用した事業評価等を厳格に適用して、例えば街路事業では、平成八年度から平成十四年度までの間に箇所数を約三六%抑制するというような、事業箇所をスリム化して、集中投資に努めているところでございます。
さらに、昨年の通常国会におきまして改正を行っていただきました土地収用法の活用を図るとともに、計画のできるだけ早い段階から住民の理解を得られるようにすることが結果的に円滑かつ早期の事業完成に資することから、各事業におきまして、計画段階における住民参加を促進しているところでございます。
いずれにいたしましても、二十一世紀にふさわしい、真に国民のためになる公共事業について、よりスピーディーに、より質の高いものを提供できるように努めてまいりたいと考えております。(拍手)
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〔議長退席、副議長着席〕