塩川正十郎の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(塩川正十郎君) 私に対する質問は全部で十一点ございましたが、それは相関連するものがたくさんございますので、集約してお答え申し上げたいと存じます。
まず最初に、一番重点な質問として、三十兆円の枠を堅持するのであれば十四年度予算は組み替えする以外に方法はないのではないか、こういう御質問でございます。
私は、十四年度予算につきましては、歳出の一層の効率化を進める一方で、国民のニーズの高い、高齢化社会に対応するとか、科学技術の開発あるいは教育、IT関係というようなソフトの面において十分な配慮をいたしましたこと、こういうことを重点にして編成しております。したがって、現在の財政状況の中におきましては最良の予算であると思っておりますので、組み替えすることは考えておりません。御了解いただきたいと存じます。
それから、税金の投入が必要とされる分野、そういうところには思い切って投資をしろということでございます。
先ほど申しましたように、十四年度予算におきましては、公共投資だとかODAとか、あるいは特殊法人等の削減をいたした一方で、先ほど申しました、ソフト面において十分な予算配分をいたしておりますので、御趣旨に沿うものと私は思っております。
それから、老人マル優の廃止の問題でございますが、お年寄りがお金を蓄えるのは老人福祉が貧弱だから蓄えざるを得ないのではないか、こういうお話でございます。
しかし、よく実情を見てまいりますと、若年層に対しまして、お年寄りの平均の貯蓄高は非常に、倍以上という統計が実はございまして、お年寄りはそれだけの用意をしておられることは十分にうかがわれることでございますし、また、政府は、国政の最大の重点として、福祉、特に医療と年金等に重点をシフトし、現に、国家の予算の総額の約四〇%近くを社会保障に充当しておるというようなことでございますので、今後一層、これの努力をして、お年寄りに心配のないような、安心した社会を築くように一層の努力をしてまいりたいと思っております。
それから、最後のところで、緑豊かな土地を確保するということと、山林等に対する税制、相続税等の優遇措置等を考えたらどうだということでございます。
私たちも、緑豊かな土地の保全のためには最大の努力を払っていきたいし、また、そういう社会をぜひ確保していくことに努力をしておりまして、そのための相続税についての検討をやはり絶えずあわせてしていきたいと思っておりますが、これは所得の配分と公平を期するという観点がございますので、他の税制の改正とあわせて検討いたしたいと思っております。
また、都市近郊の緑の保全のためには、できるだけそういう方面での配慮をいたした税制をしたいと思っております。
要するに、緑と都市政策・環境問題との関係等がございますので、そういう一般行政の政策と相呼応して、十分に慎重に考えていきたいと思っております。
以上であります。(拍手)
〔国務大臣柳澤伯夫君登壇〕