井上義久の発言 (本会議)
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○井上義久君 私は、自由民主党、保守党及び公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました予算委員長津島雄二君解任決議案に対しまして、反対の討論を行うものであります。(拍手)
平成十四年度予算は、現下の厳しい経済状況にあって、国民から年度内成立が強く求められているところであります。にもかかわらず、今回の予算委員長津島雄二君解任決議案の提出は、いたずらに国会を混乱に陥れ、平成十四年度予算の成立をおくらせるもの以外の何物でもありません。
常任委員長の解任には、不公平、不公正な委員会運営を行った等の積極的な理由が必要でありますが、津島委員長の委員会運営のどこがその理由に該当するのか、全く理解に苦しむものであります。
津島委員長は、予算委員長に就任以来、誠心誠意、各党各会派の主張、意見に真摯に耳を傾け、公正かつ円満な委員会運営に、日夜、心を砕いてこられたことは、野党側も十分に承知していたではありませんか。ともすれば、野党側の主張により配慮した委員会の運営を行ってこられたのではないかとさえ思うところであります。
例えば、津島委員長は、野党側からの、アフガニスタン復興支援国際会議への我が国の一部NGO参加拒否問題に関して、田中前外務大臣及び鈴木宗男前議院運営委員長の参考人招致、小泉総理出席による外務省問題についての集中審議を開催すべきとの強い要望に対し、その実現に最大限の御努力をなされ、現に二月二十日、それが実現されたではありませんか。
その後、さらに津島委員長は、野党側のBSE問題、医療改革問題、金融・財政・景気・雇用問題での小泉総理出席のもとでのたび重なる集中審議の開催要望に対しても、その実現に最大限の御努力をなされ、現に、二月二十五日、二月二十六日と、これも実現をしたではありませんか。
解任理由として、証人喚問の実施に関しその姿勢を挙げておりますが、我々与党は、証人喚問は、議員の身分にかかわることでもあるので、慎重の上にも慎重を重ねて判断しなければならない、さらに、外務省の内部調査報告を踏まえた上で検討する旨を主張し、野党側は本予算採決前の喚問実現を、それぞれ主張しておりました。津島委員長は、与党、野党の主張の隔たりが大きいことから、そのことが予算審査及び成立に影響を与えることを懸念し、理事会において、その都度、与野党に対し、円満に協議、解決するよう強く進言され続けたのであります。その結果、三月十一日に証人喚問が実現することになりました。これにより、国民が願っておる一連の問題に関しての事実解明が図られるものと思われます。
さらに、野党側は、解任理由として、津島委員長が、野党の反対を押し切って、与党単独で分科会の開催を議決したことを挙げておりますが、これは国会法に基づく委員長の職務権限を適正に行使したものであり、何ら批判されるものではありません。(拍手)
また、解任理由として、あたかも本予算を単独で採決を強行しようとする与党の党利党略に加担したごとく主張しておりますが、津島委員長は、我が国の置かれている大変厳しい現状を踏まえ、さらに本予算の年度内成立の重要性に思いをいたし、やむにやまれず決断されたものであり、まことに的確な判断であります。
最後に、公平、円満な委員会運営に特段の御配慮をなされた津島委員長のこれまでの御労苦に対し心より敬意を表し、本解任決議案に対する私の反対討論といたします。(拍手)