森英介の発言 (本会議)

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○森英介君 ただいま議題となりました両案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 まず、健康保険法等の一部を改正する法律案について申し上げます。
 本案は、医療保険制度の安定的な運営を図るため、所要の措置を講じようとするもので、その主な内容は、
 第一に、健康保険について、本人等の一部負担金を三割負担とするとともに、外来薬剤一部負担金を廃止すること。ただし、七十歳以上の者は一割負担、一定以上の報酬を有する七十歳以上の者及び三歳未満の者は二割負担とすること。また、保険料について総報酬制を導入するほか、政府管掌健康保険の保険料率を千分の八十二とするとともに、少なくとも二年ごとに保険料率の見直しを行うこと。
 第二に、老人医療について、対象者を現行の七十歳以上から七十五歳以上に、老人医療費に対する公費負担割合を三割から五割に、いずれも五年間で段階的に引き上げること。また、一部負担金の一割負担の徹底を図るとともに、一定以上の所得を有する者は二割負担とすること。
 第三に、国民健康保険について、一部負担金を健康保険と同様に改正するほか、財政基盤の強化等の措置を講ずること。
 第四に、この法律は、平成十四年十月一日から施行することとし、一部負担金の三割負担、薬剤一部負担金の廃止及び総報酬制に関する事項等は平成十五年四月一日から施行すること。なお、医療保険の給付割合については将来にわたり七割を維持することとするほか、医療保険制度の体系のあり方、新しい高齢者医療制度の創設及び診療報酬の体系の見直しに関する基本方針を平成十四年度中に策定し、これに基づき所要の措置を講ずることを初め、医療保険制度に関する諸課題について改革を進めること。
等であります。
 次に、健康増進法案について申し上げます。
 本案は、我が国における高齢化の進展及び疾病構造の変化に伴い、国民の健康の増進の重要性が増大していることを踏まえ、国民の健康の増進を図るために必要な措置を講じようとするもので、その主な内容は、
 第一に、国民の健康の増進の総合的な推進を図るために、厚生労働大臣は基本方針を、都道府県は都道府県健康増進計画を定めるものとし、市町村は市町村健康増進計画を定めるよう努めるものとすること、
 第二に、健康保険法その他の関係法令に基づき行われる健康診査の実施等に関する共通の指針を定めるものとすること、
 第三に、多数の者が利用する施設の管理者は、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならないこととすること
等であります。
 両案は、去る四月十九日の本会議において趣旨説明が行われ、同日本委員会に付託されました。
 本委員会では、四月二十四日に坂口厚生労働大臣から提案理由説明を聴取し、二十六日から質疑に入り、六月十一日には参考人から意見を聴取し、また、十三日には愛知県及び栃木県に委員を派遣し、健康保険法等の一部を改正する法律案について意見を聴取するなど審査を行い、去る十四日に質疑を終局し、採決の結果、両案はいずれも賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
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発言情報

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発言者: 森英介

speaker_id: 32894

日付: 2002-06-21

院: 衆議院

会議名: 本会議