平沼赳夫の発言 (予算委員会第七分科会)
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○平沼国務大臣 電力の自由化というのは、やはり一つのグローバライゼーションの中での流れだと思っています。そして、その競争力を高めて、そして需要家に安価な形で供給するということは一つの流れだと思っています。
しかし、ちょっと御指摘になられたように、アメリカのカリフォルニアで、ある意味では非常に過度な形で自由化を進めて、その結果、電力クライシスということではかり知れない経済的なダメージが出ました。私どもも、その直後に調査団を送りましたし、また同時に、自由化を進めているヨーロッパにも送らせていただいて、いろいろ精査をさせていただきました。
その中で、やはりこれは他山の石とすべきじゃないか。安易なそういう自由化で、やはりエネルギーですから、安定供給ということを第一義にしなきゃいけない。そのために、一方においてはそういう一つの流れがありますけれども、ここはやはり安定供給、そして安全供給ということを旨として我々としては考えていくべきだ。ですから、今調査会の中のいわゆる分科会の方でも、そういう皆様方の意見がたくさん出ております。そういうことを含めて、我々としては、他山の石として検討をしなければならない、担当大臣としてそう思っています。
それからまた、いわゆる電力業界が大変大きな設備投資をするので、それが経済に非常にいい影響を与えているのが今絞られてきている、こういう話です。
しかし、将来的にこの二十一世紀を見ますと、やはり日本のエネルギーというのは、今は少し縮小で、経済全体が縮んでおりますけれども、しかし、将来的には、例えば原子力発電所も、これから十基から十三基はどうしても必要だ、こういう前提があります。その中で、原子力発電なんかも、安全性を担保しなければなりませんけれども、そういう形で、地球温暖化の問題等含めて、私どもは、やはり電力の需要というのはこれからどんどん下がるわけじゃないし、また、これから安定的に日本の経済が発展していけば、そういう形で電力の必要性も高まってくる。
そういうことで、私どもは、経済産業省ですから、一日も早くこの経済不況を脱却させて、日本の経済を安定軌道に乗せて、そして、電力会社が安心して積極的にそういう設備投資ができる、そういう環境をいち早く整備をしていく、このことが私どもに課せられたことだ、このように思っています。