平沼赳夫の発言 (予算委員会第七分科会)
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○平沼国務大臣 委員御指摘のように、地球温暖化の中で大変問題となっている二酸化炭素、CO2、この九割はいわゆるエネルギー起源のCO2でございまして、これが非常に大きな問題になっております。
我が国は、一九七三年のオイルショック以来、非常にそういう意味では省エネ、そういうものに努めてまいりまして、欧米に比べて非常に石油に対する依存度等が低いことは事実でありまして、その間、原子力発電の推進でありますとか天然ガスの利用、そういうような形で努力をしてきました。
しかし、経済活動が一方において非常に活発なものがございますから、このCO2の排出量も、一九九〇年を起点といたしますと、二〇〇〇年では一〇%もふえています。一方において、いわゆるCOP3の一つの目標は、これは委員もよく御承知のように、一九九〇年を起点として、そしてこれを二〇一〇年には一九九〇年の水準にしろ、こういうことで、その中間点で一〇%もふえている、こういうことですから、ますます努力をしなければならない。
そのためには、石油というものもそれは大切でございますけれども、やはり安全性をいかに確保するかということが大前提でありますが、その発電過程においてまさにCO2の排出がゼロである原子力発電、これも安定的に確保をしていくということは大前提にあると思いますし、また、石油に比べてCO2の排出量の少ない天然ガスの比重も高めていくということも必要でありますし、また、当然のことながら、新エネルギーの取り組みということもどんどん積極的にやっていかなきゃいけない。
今、日本のエネルギーの自給率というのは、よく御承知だと思いますけれども、四%にしかすぎません。そして、その中で、新エネルギーをこれから高めていくといっても、今全体のエネルギーで、では新エネルギーが一体どのぐらいを占めているかというと、わずか一%であります。それをとにかく二〇一〇年までには三%にしようということですけれども、どんなに努力をしても、今その努力値が三%にしかすぎないということは、なかなか厳しい道です。ですから、ここのいわゆる新エネルギーというのは、私は三%という目標値をもっと大きく設定すべきじゃないかと。
その中で、太陽光発電、これは相当日本では進んでおりますけれども、太陽光発電ですとか、それから、ようやくこれから緒につこうとしている燃料電池、そういったものに技術開発のインセンティブを与えて、そこのスピードを伸ばしていかなかったらとてもクリアできない、そう思っています。
それから同時に、今までも世界の中で省エネ率を非常に達成してきた日本でありますから、そういう意味では、省エネルギー化というものも、国民各般各層の御協力を得て実現していく。そういう中で、目標は非常に厳しいわけです。
それから、御指摘のように、CO2の四分の一を排出しているアメリカがこの土俵に上がってこないということは大変大きな問題です。先ほどわざわざ御指摘をいただきましたけれども、エバンズ商務長官を初め、私も事あるたびにアメリカに対して、やはり同じ土俵に上がっていただきたい、こういうことを強力に働きかけておりますし、これも委員の問題意識におありだと思いますが、例えば、人口十三億で、まさに経済発展途上にある、経済成長率が七%、一〇%と言われている中国、さらには、その後に控えている人口十億のインド、これが全く参加していない。こういうことでは仏つくって魂入れずですから、総合的に、やはり世界の全体が参画するような、そういう中で日本は努力すべき努力をしていく、このように思っております。