竹中平蔵の発言 (決算委員会)
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○国務大臣(竹中平蔵君) 租税の三原則を考える場合に、御指摘のように、公平、中立、簡素という言葉がずっと使われておりましたし、諮問会議におきましてもその三原則はそのとおりであるというふうに考えているわけであります。
ただ、より分かりやすくそれを理解するために、アメリカの一九八〇年代の、八六年のレーガンの税制改革マークⅡで議論された言葉で、フェアネス、シンプリシティー、エコノミックグロースという言葉があります。フェアネスとシンプリシティーは簡素とか公平で割と理解しやすいんでありますが、もう一つはエコノミックグロースだと、正に経済を最大限成長させるということが経済のサブシステムとしての税制の重要な役割であると、そういうふうに考えるわけであります。
そうすると、経済を最大限成長させるような税制とはどういう税制なのか。ここから先は若干哲学論争的にもなりかねないのでありますが、特に経済に外部性とか特別なものがない限りは、資源配分に対して中立的な税制というのが経済成長を最大化させるはずだと。しかし、その中立という言葉はなかなか一般にはなじみにくいし、若干誤解されて使われている節もある。であるならば、エコノミックグロースに比較的近い活力という言葉でそれを読み替える方が国民に対するメッセージとしては分かりやすいのではないだろうか。そのような観点からそういうふうに理解するというふうに考えているわけで、根本的なところで大きく対立しているというものではないと思っております。