田名部匡省の発言 (憲法調査会)
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○田名部匡省君 国会改革連絡会の田名部です。
私は、憲法というのは時代の精神に即して作られるものでなければならない、もちろん国際社会と協調も大事なことでありますから、そして最後は、国家の基本的な原理を国民の皆さんが自ら作るというものだというふうに考えます。
憲法の改正は、国民の合意がなければならないことは論をまたないところでありますけれども、国会で議論を大いにやり、国民に問題を提起する、すべての国民に分かりやすく、そして理解できる議論をして、国民がどういうふうにこれを考えて改正しようとするか、そのことを徹底的にやらなければならないと、こう思っております。
地方分権一つ取ってみても、国会と地方の関係を一体どうするのか。わけても、国会の在り方、議員の定数、そういうものにもかかわってくる問題でありますから、そしていま一つは、やっぱり国会議員もこれだけの不祥事を起こすと、金の掛からない仕組みをどうやって作るかということも大事なことであります。
衆議院と参議院に、いわゆる二院制の在り方も今のままでいいのか。特に、私は、この参議院の方は決算とか行政監視とか、あるいは会計検査院とか行政監視院を国会の方に置いて、そして徹底的にやっぱり我々が活躍できる、そういうものを考えるべきだと。
世論調査を見ても、女性天皇についての意見が八〇%賛成という意見もあります。あるいは十八歳の、先ほども議論ありました選挙権、そういうものも考えていかなきゃならぬ。
特に、私は、スウェーデンの中学校の社会の本をいただきましたが、もう中学生から憲法とか法律とか、あるいは犯罪とか結婚とか、そういう規定をきちっと教わる。世の中に出たときに困らぬ、そういう教育をしているというのを見て非常に感心をしたことがあります。
何といっても、首相公選の問題も出ておりますが、公約したことを守れない首相であっては一体どうするのか。国会議員の選挙公約、選挙のときに演説を聞いておっても、言うことと当選してから全然違うと。こういう仕組みというのは一体どうなのかなということをいつも気にしている一人であります。
いずれにしても、政治というのは国民に信頼を受けなければならない。その信頼を受けなきゃならぬ国会議員がこれだけの問題を起こすということになると、これは信頼されない人たちに一体任せていいのかという問題等もありまして、制度全般をひとつ検討して、国民の期待にこたえる、そんな制度に、これ議論だけしているんでなくて、本当にもう短期間にこの憲法をどうするかという問題に私は取り組んでいくべきだという考えを持っております。
終わります。