高野博師の発言 (国際問題に関する調査会)
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○高野博師君 一言なんですが、この調査会でイスラムをテーマにするということについては正に九・一一の前に是非研究すべきだという意見を申し上げた記憶がありまして、それで今回、何回かに分けて参考人の方から意見を伺ったんですが、私の印象は、やっぱり専門家が少ないんではないかなという感じがいたしまして、例えばカザフスタンとかウズベキスタン、私、四、五年前に行きましたけれども、ウズベキスタンの専門家というのは日本にいるのかというと、恐らくほとんどいないんではないかな。非常に層が浅い、地域研究の専門家、研究家がいないと。
それは正に需要がないからでありまして、四、五年前に当地に行ったときに、中央アジアとかカスピ海沿岸、こういう国に対する日本のプレゼンスが全くないということに私は驚きを感じたんですが。それに比べて韓国等は相当入り込んでいたと。まあ石油とか天然ガスの埋蔵量等が注目され始めた時期だったんですが、やはりこれは国家戦略的にこういう専門家、研究者を育てていくということが必要なのではないかなという感じがいたしまして、正確な認識とか理解がなくて独自の政策というのは立てられないんだろうと思いまして、そういう意味でこれは十分私は検討すべきではないかなと思います。
以上です。