小泉純一郎の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 加藤議員にお答えいたします。
 今回の東南アジア諸国訪問についてでございますが、私は訪問した五か国の首脳と率直な意見交換を行いました。また、シンガポールでは経済連携協定に署名いたしました。
 私は、実際、ASEAN諸国を伺って、過去二十五年間、ASEAN諸国に対して、日本は心と心の触れ合いを大事にする、まさかのときの友が真の友になる、そういう関係を構築したいと言った福田元首相、当時のスピーチどおりに今までやってきたことに対して関係諸国首脳から率直な感謝の表明をいただきました。この考え方を基本にしてこれからもASEAN重視政策を取り続けまして、率直なパートナーとして、ともに歩みともに進むとの考えの下に、今後広範な分野において具体的な協力を積み重ねていくという考えを表明いたしました。この点につきましても、各国から理解と支持を得、今後の東アジア外交に道筋を付けることができたと考えております。
 アフガン復興支援に関するお尋ねでございますが、アフガン復興支援のために向こう二年六か月の間に五億ドルまでの支援を行う用意がある旨、去る二十一日、アフガン東京会議で私は表明いたしました。
 アフガニスタンの包括的な和平と安定のためには、昨年十二月に発足した暫定政権が十分にその役割を果たすことが重要だと思っております。今後、我が国も、国際社会とともにアフガニスタンの復興支援に積極的に取り組んでいきたいと思います。
 我が国経済の現状認識と危機管理についてでございますが、我が国経済については、GDP成長率が二四半期連続でマイナスとなり、失業率がこれまでにない高さに上昇するなど、厳しい状況にあると認識しております。
 今後、政府としては、構造改革に取り組みながら、その過程において経済情勢の監視を怠ることなく、必要に応じて大胆かつ柔軟な政策運営を行ってまいり、危機を回避するためにはあらゆる手だてを講じたいと思っております。
 我が国産業の空洞化についてでございますが、御指摘のとおり、我が国の産業の空洞化を防ぐためには、開業、創業の促進を通じた新事業の創出や技術力の強化等を通じた産業の高付加価値化を進めなければなりません。同時に、エネルギーや物流、情報通信などの分野における規制緩和を進めるなど、高コスト構造の是正に取り組み、国際的に競争力を持った事業環境の実現に全力を傾けてまいります。
 中国のWTO加盟についてでございますが、中国のWTO加盟によって、中国市場の透明性や予見可能性の向上とともに、市場開放の促進による経済交流の拡大が予想されております。こうした状況を踏まえまして、日中双方に利益のある形で経済関係を発展させていくため、中国との各方面での対話を強化するとともに、WTOルールを尊重しつつ、貿易紛争の防止に努めていきたいと考えております。
 残余については、関係大臣から答弁いたさせます。(拍手)
   〔国務大臣塩川正十郎君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 小泉純一郎

speaker_id: 9434

日付: 2002-01-23

院: 参議院

会議名: 本会議