松村龍二の発言 (予算委員会)
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○松村龍二君 ただ、空売り規制を行ってこの二週間ほどの間に株がたちまち上がったということは、一般的な政策が功を奏したと見るよりはその空売り規制が功を奏したというふうに私は理解したいというふうに思っております。金融担当大臣から、ほれ見ろ、これでうまくいったとは、空売り規制だけが功を奏したとは言えない立場であるということはよく分かりますけれども。
そこで次、経済産業大臣にお伺いしたいわけですが、小泉改革が、総理大臣自身の口からは、昨年来、特殊法人の民営化、あるいは道路、高速道路、これについて見直しをスタートした、あるいは先般の保険のシステムについてしっかりした対応を示した。その他この他、改革の方向が良かったからこういうふうに今手堅く経済はいい方へ向かっておるというふうにおっしゃいますし、その効果は大きいと思います。
しかし私、先般来、週刊誌をちょっと見ておりましたら、これは二月十八日のタイムという週刊誌の表紙ですけれども、ジャパンズ・ソブ・ストーリーと書いてあるんですね。(資料を示す)ソブというのはすすり泣くという意味だそうです。何か大声で泣くのがクライ、それから涙を出すのがウイープ、それからソブがむせび泣くとかすすり泣くと、こういう意味だそうです。それで、日本は、御承知のとおり、財政の、財政再建の問題、あるいは失業の問題、いろんな観点、地方自治体も疲弊しておるというようなこと等で、どうも日本の将来を考えるときに日本は今ソブしておると、こういう記事です。
それから、これまたえらいどぎついんですけれども、今週街頭に販売しておりますニューズウイークという皆さん御承知の雑誌の日本語版です。(資料を示す)これは最近号ですから、三月十三日号ですね。ここでは「「国家倒産」で日本はここまで悪くなる 日本経済衰弱死のシナリオ」というような見出しで、死に神がかまを持って日本列島の上を歩いておると、そして火の玉になっておるものが一万円札という、もう一回ごらんになりますと、こういう週刊誌の表紙です。
それで、記事の内容については触れませんけれども、経済産業大臣、経済、総理府等で、いや、内閣府で出す書類では、十年後の日本は美しい国になると、改革を進めればですよ、というようなものが、出版物が、「変わる日本 この一歩から」ということで、十年後には明るい未来が訪れるということが書いてあるんですが、このアメリカの週刊誌の記事と余りに違うんじゃないかなと。
株は上がったけれども、日本のファンダメンタルな点にいろいろ、不良債権の話を始めとして、失業も増える、いろんな問題から先行きが大変厳しいというふうなことを書いておる。
一面から考えれば、先ほど申しましたように、日本は先行き下がるぞ、下がるぞと言って株を下げておいてもうけようというヘッジファンドと組んでこういう週刊誌の表紙を、記事を作っているんじゃないかなというふうにも思えるわけですけれども、あるいは、必ずしもそうではない、日本の将来は厳しい、そして日本政府始め日本国民が危機感がないということが指摘されるわけであります。
経済産業担当大臣から、その辺についての御所見を承りたいと思います。