福田康夫の発言 (内閣委員会)
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○国務大臣(福田康夫君) 昨年の九月十一日以降の様相をたどって、現在に至るまで御説明をいただきました。
基本的には、九月十一日のテロの関係でいろいろな世界の情勢が変化してきているというこのことは、私率直に認めてもよろしいんではないかと思います。しかし、このことと北朝鮮の問題、これは関係ないというふうには言いませんけれども、この北朝鮮の問題につきまして、やはり戦後五十七年間国交がないというそういう状況を、これを何とかして改善しなければいけないのではないかというのは、これは政治家として当然の考え方であり、そのために多くの方々が今まで努力してこられたんですね。ですから、そのことを考えますと、単に九月十一日のことだけではないということでありまして、我々、いつこの国交正常化についての話合いができるかという機会を常々探し求めてきた、そういうタイミングを探し求めてきたと、こういうことであります。
そんなふうなことで、今回、そういう糸口ができたということでございますので、何とかこの平壌宣言に盛り込まれた合意事項をお互いに誠実に遵守して、そして平和なこの地域の確立というものを作り出したい、そんなような思いを持っているわけでございます。
そういうことはともかくとして、御質問について端的にお答えしますと、十月の二十四日に発表されました拉致被害者五人及びその家族の帰国問題に関する政府の方針について、これは政府として被害者御本人の方々の御意見を事前に確認したのではございません。しかしながら、御家族の方々の御意向など、種々事情を総合的に勘案いたしまして策定をいたしたものでございます。この方針については、発表の直後に中山内閣官房参与を通じて御家族に連絡し、御家族から理解をいただいております。
また、先般、今御指摘ございました十一月の三日から六日に安倍官房副長官と中山参与が拉致被害者五人の方々及びその御家族を訪問いたしまして懇談してきた際にも、政府の方針として御理解いただいていることを被害者御本人からも直接確認をしております。
以上であります。