中川正春の発言 (憲法調査会)

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○中川(正)委員 アメリカの一連の対応と、それから国連との関係等々については、我々の前原委員の意見表明の中に尽くされているというふうに思うんですが、それを受けて、きのうの党首討論、あるいはそれ以前からの小泉総理の議論を聞いておりますと、本当に、この日本という国、私たちの国家としての意思といいますか、そうしたものが、どうしてこの程度の話でしか収束されないのか、いわゆる一つの表明というものができてないのかということにつくづく無力感を感じますし、こんな総理をいただいた国というのは何と不幸なことかという、そんな悔しい思いでいっぱいでございます。
 論理をよく聞いていると、一つは、これはもともとイラクが悪いんだ、だから悪いイラクをたたくアメリカに味方をしていく、この単純な話が一つ。それからもう一つは、国連について、一四四一あるいは六七八、六八七、この決議に基づいているということであるから正当化されるということなんですが、それじゃなぜ、新しい決議案をアメリカが新たに出して、それに対して日本の原口大使が国連の議場で新たにそれを決議してほしいという意見表明をしているのか。これは、一四四一、六七八、六八七によった話ではなくて、それが湾岸戦争の当時のことであって、今回は新たな事態なんだ、そういう認識の中に出てきたものに対して、日本としてもそれに乗って意思表示をしているということであったわけですから、こんな論理矛盾が通っているということであります。
 さらに言えば、北朝鮮の問題が出ていますが、小泉さんの論理をそのまま北朝鮮に当てはめれば、北朝鮮が悪い、これはイラク以上に北朝鮮というのは脅威なんだろうというふうに思うんです。脅威があるから、もし仮にアメリカがたたくと言ったら、日本はそのまま、それが正しいですよというふうに乗っていくんですか。
 だからアメリカに今協調していかなければならないという論理が通るとすれば、これは、この国会でも新たに今回の小泉総理の決断に対してしっかりとした議論の場というものを設けた上で、私たちは、今回の小泉総理の決断がそういうような意図のもとになされる、あるいはそういう論理のもとになされるとすれば、これは国民の意思に完全に反したことでありますし、私たちのこれまでの平和を構築していくという努力とは真っ向から反するものでありますから、即刻小泉総理の退陣というのを求めていかなければならないというふうに思っております。
 以上です。

発言情報

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発言者: 中川正春

speaker_id: 15692

日付: 2003-03-20

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会