森岡正宏の発言 (憲法調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○森岡委員 私は、自由民主党の森岡正宏でございます。
 先ほど来、各委員の先生方のお話を聞きまして、私も少し感想を述べさせていただくと同時に、野党の皆さん方に御意見をお伺いしたいと思います。
 よく、国際協調と日米同盟、どちらを優先させるのかというお話がございます。先ほど来、与党の先生方がおっしゃっておりますように、私は国連には限界があると思っております。国連は常に正義であり続けられるかと思いますと、そうじゃないと思うわけでございまして、外交というものは常に正義を追い求めなければならないんですけれども、力と関係のぶつかり合いで事が定まっていく、それが世界の動きだと思います。
 たまたま冷戦時代は、米ソの両大国、力と力が均衡しておった。そこで、大きな核戦争など起こらない、そして比較的力と力の均衡がうまく世界を支配していたと思います。しかし、今はアメリカが他の国々をしのぐ絶大な力を持っている一国だけだ。そこに問題があるわけでございますけれども、すべて国連に頼り過ぎている、そういう姿勢も、私は野党の皆さん方に、それはいかがかということを申し上げたいと思うわけでございます。
 それから、どの国もやはり国益によって行動しているんだということを忘れてはいけないと思うわけでございまして、我が国もやはり国益を考えて行動していく、そのことを忘れてはならないと思います。
 そして、イラクの問題につきまして申し上げますと、先ほど赤松委員から御指摘がございましたように、査察を続けておっても、これ以上続けても何が得られるか、どのようにでも隠せるじゃないかというようなお話を聞きますと、四カ月待てばいいじゃないかというようなお話もございましたけれども、私は、これだけアメリカが軍事的な圧力をかけてもイラクはあの程度しか協力しなかった、この現実を見ますと、やむを得ないのかなというふうに思えてならないわけでございます。
 私は野党の皆さん方に、アメリカの軍事行動に反対をするというならば、それならばどういう対案があるのか。アメリカが今撤退したら、世界はテロや生物化学兵器の脅威にこれからもずっとおびえ続けなければならない。この現実をどう見られているのか、どういう対案があるのか。それをお示しいただきたいと思うわけでございます。
 また、当初谷川先生の方から日本国憲法の第九条二項についての言及がございました。ここは憲法調査会の場でございますから、これをもっともっと深く議論していく必要があると思いますし、先ほど島委員の方から出ました集団的自衛権の解釈につきましても大いに議論をして、そして内閣法制局が今とっている見解を見直していかなければ、北朝鮮との関係を考えますと、私は早急な対策を要すると思っているわけでございまして、これもこの場で早急に議論していただきますようにお願いをしておきたいと思います。
 以上でございます。

発言情報

speech_id: 115604184X00420030320_023

発言者: 森岡正宏

speaker_id: 5295

日付: 2003-03-20

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会