2003-07-03
衆議院
仙谷由人
憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会
仙谷由人の発言 (憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○仙谷小委員 民主党の仙谷でございます。
参考人には大変有意義な視点から問題提起をいただきまして、敬意を表したいと存じます。
お話をお伺いしまして、憲法という法形式の中の前文に参考人がおっしゃられるようなことをどう書き込むのか、書き込むべきかどうなのかという点については、私自身、まだ結論を出すに至っておりませんけれども、お考えの大半には私もかねがね考えてきておりました部分と共通の部分が相当ございますので、大変貴重な御意見であると参考になりました。
そこで、かねがね私が考えておりますことも交えて質問をしたいと思うわけでございますが、アイデンティティーを確立するとか日本人であることのアイデンティティーとは何かというのを私どももよく考えるわけでございます。
今、参考人が「私の憲法前文試案」というところでお書きになっておるものを拝見いたしまして、そしてなおかつ、先ほどのお話あるいはこの憲法前文試案というのを拝見いたしまして感じますところは、「個性的な日本の文化を誇りにしているが、」というくだりがございます。「同時に世界の諸国民の文化の間には優劣はないと信ずる。」ということをお書きになっておりますし、それから、この本の七十九ページのところでしょうか、アイデンティティーの問題あるいは文化の問題のところで、「その理念は日本人にだけ通じる独りよがりなものであってはならない。世界中の人々に理解されうるもので、」「日本に暮らす非日本人にとっても共感しうるものでなければならない。」というふうにお書きになっているくだりがございます。
それから、先ほどのお話の中でも、先祖返りは許されないと。それから、本の中にも、教育勅語のところへ先祖返りするなんということはあってはならないんだというようなこともお書きになっていらっしゃるわけでございます。
そうしますと、私どももアイデンティティーを模索するわけでありますが、個性的な日本の文化であって、なおかつ普遍性を持つものというのは、参考人は何だというふうにお考えでございますか。