堺屋太一の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)
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○堺屋参考人 今御指摘になりました首相官邸につきましては、長らく、首都機能の移転があるので建てかえることは差し控えた方がいいという意見もございました。ところが、どんどんと老朽化が進み、特に通信機関が弱体である。あれは数百億円かかっておりますが、建物そのもの、構造はそんなに大したことはございませんで、通信機能が中心だということでした。
これをつくるときに、私は閣僚にはなっておりませんでしたけれども、さまざまな営繕からの御相談がございました。そのときに、この建物は、首都機能が移転したときに、この中にも書いてございますが、東京の情報センター、首都機能の場所から東京に情報受発信、それから、東京で開く審議会等のできるような場所にしようというような形でつくられています。これは非常に議論をいたしまして、首都機能が移転したときにどこをどう使うか、そういう形に初めからつくられております。
今、官庁が建てかえておりますけれども、これは、首都機能移転を決定いただきましても相当の期間がかかりますので、順次建てかえていくということで、見た目には非常に営繕に費用がかかっております。逆に言えば、営繕を一時停止いたしまして新しい場所に移転するとなりますと、全く予算がかからないでできるということはわかるんですけれども、そういうように、見た目では変わっておりますが、建物の耐用年数、特に中の通信情報機関、電気施設等を考えますと、移転に十年あるいは十五年かかるといたしますれば、決してむだなことをしているわけではないと思っております。