小泉純一郎の発言 (武力攻撃事態への対処に関する特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○小泉内閣総理大臣 私は、かねてより、国家の基本的な問題、いわゆる安全保障に関する問題とか外交政策に関する問題、この点につきましては、与党でも野党でも、ある程度共通の意識を持った方が望ましいという立場に立っておりました。だからこそ、昨年、この有事関連法案を提出した際にも、できれば、できるだけ多くの政党から賛成を得ることができるような状況で成立させてほしい、与党の皆さんにもそのような要請をしていたわけでございます。
 そのような経過を経て、この一年間、真剣な論議が積み重ねられてまいりました。そして、昨日、与党三党、そして民主党、菅党首初め幹部の皆さんと協議をした結果、合意を見たということは、今までの与野党対決の法案と言われていたこの有事関連法案を見た場合、画期的なことではないか。
 特に、安全保障の問題につきましては、過去の経緯を見ましても、日本の防衛、安全をどのように確保するかという問題については、常に与野党激しい対決の形が当たり前ではないかと見られていた状況の中で、現在の国際情勢を考えながら、まず日本の国民の安全、国家の平和と独立をどのように図っていくかという点については、やはり対決ばかりではいかぬ、共有の認識を持とうではないかという雰囲気の中で、このような合意がなされたということは望ましいものだと思っております。
 今後、私は、どの政党が政権をとろうとも、国家の安全保障を図るという場においては、党利党略よりも、国家の利益をどのように図っていくか、国民の安全をどのように確保すべきがいいかという観点から論じるという点において、野党でありながら民主党としても、真剣にこの問題について、是々非々で臨もうという態度を示されて、お互い譲るべきは譲ろう、取り入れるべきは取り入れようという形で進展を見て、今日の経過に至ったということに対しましては、敬意を表したいと思います。
 関係者の間で、連日連夜にわたりまして熱心な協議が行われた。そういう中で、このような形でお互い歩み寄りができた。そして、安全保障の問題につきましても、今後共通の土俵の立場に立って議論ができる場が確保されたという意味において、大きな前進ではないかと思いまして、努力された方々、与野党の皆さんに対しまして、敬意を表したいと思います。

発言情報

speech_id: 115605053X01020030514_011

発言者: 小泉純一郎

speaker_id: 9434

日付: 2003-05-14

院: 衆議院

会議名: 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会