谷博之の発言 (決算委員会)
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○谷博之君 この会計検査院の指摘事項を読んでみますと、こういうふうに書いてあるんですよ。「新酸素プラントには、酸素ガスホルダーを必要としない機器が組み込まれており、当該酸素ガスホルダーをその財産価値に着目して補償対象とすることは、旧酸素プラントを構成していた他の機器に対する取扱いと比べて整合性が十分に図られていない。」、こう書いてありますね。ですから、そういう意味では、今、財産価値を認めてその補償をしたということでありますけれども、しかし、そうであってもこういうふうな指摘を会計検査院もしているわけですよ、現実にね。ですから、これはちょっと今の答弁は矛盾していると思いますけれども。
要するに、そういう意味では、会計検査院というのは、このいわゆる補償について、少なくとも公費である税金を我々はどんどんそういうときの補償として使うわけですから、それは限りなく正確でなおかつ妥当性のあるものにその補償額としてそれを使ってもらわなきゃいかぬわけです。ですから、そういう意味で、私は、ここでこういう指摘もしておきながら今の御答弁というのは残念ながら納得できないということだと思います。
それともう一つは、この土地の問題なんですね。これもいろいろ衆議院でも指摘をされております。このいわゆる日北酸素株式会社夕張工場の今まであったその土地というのは、これは今野東議員も質問しておりますが、クマが出るような山奥であったと、こう書いてあるんです。
この土地を、この補償額を算定するために、当然算定価格の算出値となった類似地域の取引事例というものがやっぱりありますよね。この取引事例として出してきた土地がどこかというと、夕張の一番繁華街の土地なんですよ。そういうことでこの算定額を出したということについて、私は非常にこれは、トータルで一億五千八百三十一万円なんですが、これは非常に高過ぎるというふうに言わざるを得ないんです。
この問題は、最近、日本経済新聞でも三月二十七日に報道されておりますが、こういうふうに書いてありますね。不動産鑑定価格は土地取引の低調な昨今では実勢を反映しない事例もたくさんあり得ると、こういうふうに書いてある。実際そうですね、地価がどんどん下がっているわけですから。にもかかわらず、この土地にこれだけの補償額を付けたということは、これまた私は指摘せざるを得ない問題があるというふうに言わざるを得ない、こういうふうに考えています。
そこで、いろいろ質問してまいりましたけれども、今後こういうふうな公共事業に伴う土地や建物、設備などの補償実施の在り方について、今回この問題で具体的な幾つかの事例が出ましたけれども、私はそれぞれの処理要領の見直しということも含めて再検討する時期が来ているというふうに思っているんですが、大臣、どうでしょうか、そして会計検査院、両方からこの点についてのお考えをお示しいただきたいと思います。