塩川正十郎の発言 (決算委員会)
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○国務大臣(塩川正十郎君) 最初に、税収の見積りをもっと正確にやれというお話でございまして、私たちも十分にそれは努めておりますけれども、経済の変動というのは勢いがございまして、例えば、簡単な言葉で言いましたら、売りの気配が出てきたときには何としても売りの方へ行ってしまうし、買いの気配が出たときはほっておいても買いの、そういう傾向がございまして、過去において見ました場合、景気の良かったバブルのときなんか税収が一二、三%上回って、予想よりもっと収入を増やしておるということもございました。
したがって、私たちも今できるだけその幅を少なくするためにいろんな統計を分析しておるんですけれども、なかなか把握しにくいところがございまして、それが一つの経済の勢いというか、そういうことがあるということを、特にデフレの勢いが税収に影響しておるということを考えまして、これからも正確を期していきたいと思っております。
なお、先ほどお尋ねがございました年金等の保障の問題についてでございます、社会保障の問題につきましてでございますが、先ほど厚生大臣のお話のように、できるだけ私たちも当初予算で見込みたいと思っておりますけれども、しかし当初予算に見込むにしても、余りにも当然増というものが大きい。そうしますと、当然増の中でできるだけ節約してくれという要望をいたします。それに対しまして、厚生省、労働厚生省の方でもできるだけの圧縮をしていこうという努力はその予算の要求の中にも見ておるところでございますが、ところが、不景気が浸透してまいりまして、それが予想以上に上回るということがございますので、両省で相談して、適当な補正によってセーフティーネットの完全を期していきたい、我々は、これをセーフティーネットの補強であるという認識に立って処理をしていくというところであります。