巽悟朗の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(巽悟朗君) ちょっとお二方とは観点を変えて申し上げますけれども、日本人に全然なくして欧米人にあるというのは、こういう投資環境におきましても、いろいろ自分の反省から、過去の反省から新しい株式投資とかいうのを考えるというのは向こうの特性でありまして、こちらは全然反省がないというところに問題があると思うんです。
ですから、一九九〇年、九一年、もう完全に世界がデリバティブ時代に入ったと。今、投資信託でも全部デリバティブを駆使してやっているわけです。そのときに、大証、大阪証券取引所は世界で一位になったわけです、九〇年、九一年。そのときに、株が下げているのは、これは現物が下げるのは先物が災いするからだと。東証のその当時の理事長は、犬のしっぽが胴体を振り回しているというような訳の分からぬことを言っておった。この理論は、これ今、全世界でどこへ行っても、この十何年間、私はどこへ行っても、どうなっているんやということを言われます。その結果、せっかくメジャーリーグと草野球ぐらいの違いまでのところを狭めようとした我々の努力は、完全に草野球がなくなって、全部スタンドへ上がったわけですよ。そこで、今そういう問題が起こっている。
そのときに益を得たのは、あの保守的なドイツが完全にゼロからトップに立ったわけですよ。今度もあれだけドイツ、この間も金融庁の大臣がおっしゃっていましたけれども、あれだけドイツは言うてるけれども、日本は五割やけれどもドイツは六割下がったと。違うんです。あれはEUREXが活躍することによってつないでいるわけですよ。ヘッジしているわけです。
ヘッジ機能が全然ないと。これではやっぱり外国人は、昨日も有力証券のトップが来まして、私にそれをるる言うていましたけれども、そこのところを一丁、国会議員の先生方にはよく考えていただいて、今後そういう間違いのないようにせぬことには、その上に立って、道具を取られておるわけですよ。道具を取られていて、今、これどうするかという話を今議論されているわけですよ。それでは、いつまでたっても日本の株式の理論というのはもう堂々巡りして、行き当たりばったりになる、思い付きになるということではないかということを強く申し上げておきたい。その結果、一九九〇年、九一年のそういう理論は間違っていたということを大証の三十歳の職員が昨年阪大で、大阪大学で博士号を取りました、これで。これも最優秀博士号を取ったわけです。それで、犬のしっぽが胴体を振り回したという人は今どう説明するんですか。その辺をもっとやらぬと日本の金融界は良くならない、金融劣等国、マーケット音痴、リスク音痴ということをいつまでも言われる原因だというふうに思います。