塩川正十郎の発言 (本会議)
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○国務大臣(塩川正十郎君) 補正予算につきましてお尋ねが二つございましたが、御質問の前後、相互いたしますけれども、先に、なぜ補正予算を臨時国会でなく通常国会の冒頭に上げてきたかという御質問でございまして、これに先にちょっとお答えいたしたいと思っております。
今回の補正予算を組み、編成いたしますにつきまして、その時期でございますけれども、まず第一に、十月の末に不良資産の処理を加速さすということが出まして、そのためにはセーフティーネットを十分にしなきゃならぬと、こういう提案が一つございました。これを受けまして、改革加速プログラム、つまり総合対策を立案いたしましたのが十一月でございました。それともう一つは、十四年度の税収につきまして精査いたしまして十分に検証いたしました結果、十一月中旬に約二兆円十四年度だけで不足するのではないかということが判明してまいりました。すなわち、この二つの要件、改革加速のための総合対策を実施するセーフティーネットを講ずる、それと税収対策を講じると、この二つの案件を構えまして補正予算を編成するということが決定いたしました。
けれども、それは十二月になってからでございましたので、それを十五年度本予算を編成するのと併せて実行していくということは非常に作業的に難しいことになってまいりましたので、補正予算を審議するのは通常国会冒頭にお願いしようということにせざるを得なくなったということでございますので、この間の事情を御了解いただきたいと思っております。
それでは、この補正予算の内容についてでございますけれども、まず、三兆円ということが先に議論があって、三兆円ありきということではないかというお尋ねでございますけれども、決してそうではございませんで、補正予算を考えますにつきまして、三つの案件から考えております。
一つは、GDPに影響を、何とかして大きくこれに加速させるようにしたいということでございまして、そのためには、セーフティーネットを十分に活用して補正予算を編成したいということが一つ。それから二番目には、景気を加速さすために公共的な投資を十分にしなければならぬということでございまして、構造改革推進型の公共投資に十分手当てをするということ。それぞれ一兆五千億で組みまして三兆円となったものでございまして、そのほかに、税収を補足するために国債を発行するということをしたものでございまして、いずれにいたしましても、この補正予算の措置を講じまして、十五年度税制改正と相まって景気が加速することを信じておるようなことでございます。
できるだけ早くこの補正予算を通していただきまして、安定した経済成長ができますよう、お願いいたしたいと思っております。(拍手)
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