平沼赳夫の発言 (本会議)

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○国務大臣(平沼赳夫君) 平野議員にお答えをさせていただきます。
 まず、エネルギーの安全保障についてのお尋ねでございますけれども、御指摘のように、エネルギー資源の大部分を海外に依存している我が国にとって、その安定供給の確保というのは大変大切なことでありますし、御指摘のように、国民の皆様方も先行き非常に不安に思っておられる、それは事実だと思っております。とりわけ、今後の二十年間を想定をいたしますと、特にアジア地域、その中でも中国の石油の需要量が急増すると、こういう予測が出ております。そういう観点から、やはりエネルギー資源の確保は我が国にとって真剣に取り組むべき課題であると、このように思っているところであります。
 このため、まず第一に、現在、一次エネルギーの約五二%、これが石油でございまして、そしてその石油は御承知のように中東にその八八%を依存していると、こういう現状もあるわけであります。したがいまして、安定的に、そして安全にこの石油を確保するということ、このことは非常に大切でございまして、やはり将来的には分散を策して私どもは手を打っていかなければならないと思っております。
 それからもう一つ、天然ガスの問題がございまして、石油に比べて二酸化炭素の排出量の少ないこの天然ガスということをやはり重点的に我々は確保するように努力をしていかなければならない、こういうことでありまして、さきに小泉総理がロシアを訪問したときに、サハリンあるいはシベリアの天然ガスについても首脳間で合意ができたところでございまして、ここも積極的にやっていかなければならないと思っております。
 また、私どもとしては、産油国との関係強化のために総合的な資源外交をしなければならないと思っておりますし、また、今触れましたけれども、中東諸国以外も含めた自主開発、これもやっていかなければならないと思っておりますし、さらに、新しいエネルギー、こういった面でも私どもは当然努力をしていかなければならないと思っておりまして、二十年後と、こういう形でございますけれども、取りあえず二〇一〇年までには新エネルギーの分野を今の三倍に高めようと、こういうことで努力を傾けているところでございます。
 また、準国産エネルギーとも言われます原子力発電についてでございますけれども、もちろんいかに安全を担保するか、国民の皆様方の信頼をいかに得るか、これが第一義でございますけれども、しかし、百三十万キロワットの原子力発電所一基造ることによって二酸化炭素の排出量を〇・七%削減できる、こういうメリットもございますので、ここも国の原子力の基本政策に従ってしっかりとやっていかなければならない、こういうふうに思っておりまして、私どもは国民の皆様方に心配をお掛けしないように、二十年というスパンで私どもはできる限りの対策を講じていきたい、このように思っております。
 それから、メタンハイドレートの開発についてのお尋ねでございます。
 このメタンハイドレートというのは、具体的には石炭の約五五%、そして石油の七五%しかCO2を排出しません。そして、御指摘のように、未来のいわゆるエネルギー源と言われております燃料電池の水素のいわゆる原点として非常に期待をされているわけでございまして、その利用が可能となれば我が国のエネルギー安定供給に与える影響は非常に大きいものでございまして、二十一世紀における有望で新しい国産エネルギー源として期待をされております。
 日本近海にあるだけでも、現在分かっているだけで、今使用している天然ガスの百年分以上の埋蔵量がある、こういうふうに言われておりますので、今、私どもとしてはこの技術開発に取り組んでいるところでございまして、平成十三年、一昨年でございますけれども、メタンハイドレート開発検討委員会によりこの開発計画が取りまとめられまして、この計画においては、メタンハイドレートの探査・資源量評価手法の確立、メタンガスの生産手法の確立、そして開発に伴う環境影響評価及び経済性評価手法の確立等を実施しまして、平成二十八年度までに商業化のための環境整備を図ると、こういうふうにいたしておりまして、実はこの件も非常に力を入れておりまして、平成十四年に比べて平成十五年度の予算は倍増をさせていただいたところでございまして、しっかりとやらせていただきたいと思っております。
 以上でございます。(拍手)
   〔国務大臣坂口力君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 115615254X00620030205_013

発言者: 平沼赳夫

speaker_id: 2022

日付: 2003-02-05

院: 参議院

会議名: 本会議