坂口力の発言 (本会議)
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○国務大臣(坂口力君) 朝日議員から五問の御質問をいただきました。
一つは、食品安全委員会とリスク管理機関としての厚生労働省の関係についてのお尋ねでございました。
リスク評価の方は食品安全委員会が行うことになりますし、そして、リスク管理は厚生労働省が行うということになります。リスク管理の体制を強化いたしますために、食品衛生法等の抜本改正案を今国会に提出をさせていただくことにいたしております。
中身といたしましては、残留農薬等のポジティブリスト制の導入でありますとか、安全性に問題のあります既存の添加物の使用禁止でありますとか、事業者に対しましては、事業等の責務の明確化、HACCP承認制度の見直し、農畜産物の生産段階の規制と連携、これらのことを正確にひとつやっていきたいというふうに思っているところでございます。
それから、もう一つ御指摘をいただきました消費者との関係でございますが、このリスクコミュニケーションの具体的な内容といたしまして、食品の安全性に関する情報の公開、それから消費者等々の関係者が意見を表明する機会の確保、これは年四回ぐらいやりたいというふうに思っておりますし、本年の予算の中にも盛り込んだところでございます。
食品の規格基準でございますとか監視指導計画の策定など、具体的な基準につきましては、その趣旨、内容を公表いたしまして、広く国民の意見を求めたいというふうに考えているところでございます。担当の参事官の設置等も決めたところでございます。
それから、年金改革につきましてのお話がございました。
今朝、浜四津代表にも申し上げましたけれども、今回の法改正につきましては一年間の御議論をいただく時間的ゆとりを取ったところでございます。そして、現在の年金制度をそのまま延長線上で修正を行うのか、それとも根幹にかかわるところからの改革を行うのか、こういうことにつきましても先般御提示を申し上げたところでございます。
根幹にかかわりますところの議論といたしまして、一つは、基礎年金をすべて公的財源で賄うという案が一つ、それからもう一つは、二階建て年金の二階の部分を民間保険にするという案が一つ、それからもう一つはスウェーデン方式でございまして、これを参考にできないかという案が一つ、これらの案を提示をいたしまして、そして、恐らくこれらのバリエーションもたくさんあるんだろうというふうに思いますが、そうしたもの全体を含めて少子高齢社会の中でどれが最もふさわしいかということを御決定をいただきたいというふうに思っておりまして、国会での御議論も当然でございますけれども、一般の国民の皆さん方の御意見も求めたいというふうに考えているところでございます。
それから次は、高齢者医療につきましてのお尋ねでございました。
抜本改革の案につきましては三月末までに決定をさせていただきたいというふうに思っております。主なものは、一つは、保険制度の統合一元化の中で高齢者医療をどうするかという問題でございます。もう一つは、診療報酬体系の基本にかかわります問題でございます。その他、国民の側から見ましてより良い医療とは何かという問題でございます。その三点につきましての案をお示しをしているところでございます。
その中で、特に高齢者医療につきましては二案がございまして、一つは、年齢あるいはまた所得によりますリスク調整を行ってやっていくという案、我々としましてはA案と言っておりますが、その案と、それから高齢者には高齢者のみの保険をつくるというその案と、二つ御提示をしているところでございます。
いわゆる関係団体の皆さん方とも今御意見を交わしているところでございますけれども、やはり様々、A案がいいという御意見もあればB案がいいという御意見もあるわけでございまして、あるいはまたそれらにいろいろの注文も付いておりまして、その両方ともこれは駄目だというところもあるわけでございます。それらの点を、しかし、いつまでお聞きいたしておりましてもこれは限りのないことでございますから、一応、いろいろの皆さん方の御意見をお聞きをしながら、三月末までに我々の考え方をまとめたいと考えているところでございます。ひとつ朝日議員におかれましてもよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
それから最後に、支援費の問題でございますが、これはもう御指摘をいただきましたとおり、支援費制度は、これは大変今までの制度に比べますと、全国津々浦々どこでもこれは障害者の皆さん方がサービスを受けていただくようになるわけでございますから、これはもういいことであることに間違いはございません。
予算化をさせていただきましたし、その予算の内容について、予算が付きます以上それを配分をさせていただかなきゃならない、配分をする以上は一つの基準が必要であったということでございますけれども、そこの基準の在り方について障害者の皆さん方との間でいろいろの御意見があったと、こういうことでございます。
やはりここは、御指摘いただきましたように、皆さんとの意見を常に交わしているということが大事でございまして、そこで私たちの方もそこは十分でなかったと反省をいたしているところでございます。
これから、ひとつ障害者の皆さん方を始めといたしまして、各種団体との間の意見調整というものを、それを定期的にきちっとやっていけるように、それが制度化なら制度化してやっていけるようにひとつ考えていきたいというふうに思っているところでございます。(拍手)
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