小泉純一郎の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 岩本議員にお答えいたします。
 決算の早期提出についてですが、決算の国会への早期提出は、決算結果を予算編成に反映させる見地からのみならず、決算の効果的な審議をお願いするためにも政府として努力すべき課題であると思います。
 このような観点から、政府としては、従来より、決算提出前に必要となる会計検査院への送付について、その時期を可能な限り前倒しするなど、できるだけ早期に決算を国会に提出できるよう努力してきたところであります。現在、決算事務の電算化を全省的に進めており、こうした取組を通じ、会計検査院とも協力しつつ、決算書の早期の国会提出に向けて更に努力をいたします。
 政策の責任をさかのぼって追及する仕組みについてでございますが、施策の立案時には予見し得なかった事情により事後に施策の有効性に疑義が生じるような場合もあり、一概に政策立案者の責任を問うことには困難が伴う場合もあると考えます。
 いずれにせよ、政府としては、決算審査の結果を予算編成や事務事業の在り方の見直しに的確に反映させていく考えであります。どのような決算審議の在り方や制度が効果的、効率的か、議員御指摘の点も含めて、引き続き各党各会派で議論していただきたいと思います。
 現在の財政状況と財政の将来像についてのお尋ねですが、平成十五年度末の国、地方の長期債務残高が約七百兆円程度に達する見込みです。我が国の財政状況は主要先進国中最悪の状況にあり、引き続き財政構造改革を推進し、財政の中長期的な持続可能性を回復することが重要な課題であると認識しております。
 こうした認識の下、今後の中期的な財政運営については、先般閣議決定された「改革と展望—二〇〇二年度改定」において、二〇〇六年度までの政府の支出規模の対GDP比は二〇〇二年度の水準を上回らない程度とすることを目指す、二〇一〇年代初頭にはプライマリーバランスを黒字化することを目指すとされたところであり、当面の財政運営に当たっては、こうした目標を踏まえつつ、歳出改革を加速するなど、財政構造改革を着実に進めてまいりたいと考えます。
 寒冷地における予算執行を円滑に行うために予算年度を暦年にできないかとのお尋ねであります。
 現行の会計年度は百年以上長期間なじんだ制度であります。国民生活の全般と密接かつ重要な関連を有するものであるため、その変更は慎重に検討するものであると考えます。
 なお、寒冷地帯においては、国庫債務負担行為及び繰越しの活用等により、公共事業の円滑な執行を図っているところであります。
 残余の質問については、関係大臣から答弁させます。(拍手)
   〔国務大臣塩川正十郎君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 小泉純一郎

speaker_id: 9434

日付: 2003-02-21

院: 参議院

会議名: 本会議