小泉純一郎の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 河本議員にお答えいたします。
北朝鮮に対する対話と圧力についてですが、先般の日米首脳会談で私が言及した圧力とは、北朝鮮が対話に前向きに応じることを促すためのもので、国際社会による核兵器開発は容認しないとの強いメッセージの発出、違法行為の厳格な取締り、事態悪化の場合の一層の厳しい対応等を趣旨としております。
日韓首脳会談についてでございますが、北朝鮮をめぐる諸問題の平和的解決のためには、日米韓を始めとする関係国が緊密に協力して、北朝鮮に対し責任ある行動を取るよう強く求めていくことが重要であります。盧武鉉大統領との会談では、この点につき確認し、また、米中朝三者協議への日韓の参加を含め、対話の継続、発展のため、緊密に連携していく考えであります。
イラク復興の基本的な対処方針についてでございますが、我が国は、国際協調の下、イラクが一日も早く再建され、イラクの人々の生活が正常化するよう速やかにできる限りの措置を講じていく考えであります。我が国として何ができるかについては、我が国の国力にふさわしい貢献を行うとの観点から、今後、主体的に検討を行ってまいります。
北方領土問題についてですが、我が国としては、日ロ行動計画の着実な実施を図っていく中で、四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結し、もって日ロ関係を完全に正常化させることが必要と考えております。先般の首脳会談でも、私はこの点につき発言し、プーチン大統領より、日ロ関係の重要性にかんがみ、この問題を解決したいとの強い気持ちが示されました。
日ロ首脳会談における東シベリアからのパイプライン構想に関する議論についてですが、日ロ首脳会談において、両国にとってナホトカ・パイプラインの戦略的重要性を確認しました。同プロジェクトは、日ロ行動計画に基づく貿易・経済分野の協力の最重要の柱でもあり、引き続き実現に向け協力していくことで意見の一致を見ました。
今回の日中首脳会談の結果、胡錦濤国家主席の印象についてでございますが、今回の会談では、本年が平和条約締結二十五周年であることも踏まえ、幅広い分野で未来志向の交流、協力を推進していく旨確認するとともに、北朝鮮問題の平和的解決の重要性につき一致いたしました。
また、胡錦濤主席については、私と同世代の新たな指導者として、両国の協力関係を一層強化していきたいとの強い意欲を持っておられると感じました。
為替についてでございますが、私は、現在の経済の状況からして円高になる理由はないと考えており、ブッシュ大統領のドル高政策を歓迎するとともに、こうした見方を今回サミットの場でも表明いたしました。
為替相場の見通しについての発言は総理大臣として差し控えたいと思いますが、いずれにせよ、為替相場は安定的に推移することが望ましいと考えており、必要に応じて適切な措置を取ってまいります。
サミットにおける世界経済に関する議論についてでございますが、世界経済については、G8として成長についての強いメッセージを発出することの必要性について共通の認識があり、この認識の下で主にマクロ経済運営と構造改革について議論を行い、経済成長の確保の重要性、そのための国内改革の必要性につき意見の一致を見ました。
テロ対策、開発問題に関する我が国のリーダーシップについてのお尋ねでございますが、御指摘のとおり、サミットではテロ対策、保健、飢餓、水問題等につき活発な議論が行われ、私は、違法伐採対策や京都議定書の早期発効の重要性、科学技術を通じた環境と成長の両立に関する更なる国際協力の必要性等を訴えました。
今後とも、こうした諸課題に関し、一層積極的に主導的役割を果たしていきたいと考えます。(拍手)
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