小泉純一郎の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 緒方議員にお答えいたします。
我が国の外交が多国間協議に反しているのではないかということでございますが、我が国は、国際社会が直面する諸課題の解決に向け、引き続き我が国外交の基軸である米国との同盟関係の維持強化に努めると同時に、韓国、中国、ロシア等の近隣諸国を始めとする友好国、国連を始めとする国際機関等と緊密に協力していく考えであります。
日本のイラク問題に関する行動が国連の権威を傷付けたのではないかとのお尋ねですが、米国等の対イラク武力行使は関連安保理決議に合致するものであり、国連憲章にのっとったものであると考えております。したがって、この武力行使を支持した日本政府の行動によって国連の権威が傷付いたとは考えておりません。
イラクの大量破壊兵器問題についてでございますが、国連の査察団が指摘している数々の疑惑にかんがみれば、イラクに大量破壊兵器が存在しなかったとは想定し難いと考えております。現在、米英軍等による大量破壊兵器の捜索活動が実施されており、我が国としてもこれを注視していく考えであります。
イラク復興における国連の役割についてでございますが、イラク復興には国連の関与を得つつ国際社会が一致団結して取り組むことが重要であります。先月採択された安保理決議一四八三はイラク復興等において国連が重大な役割を果たすべきである旨規定しており、我が国としてもこれを歓迎しているところであります。
北朝鮮による核兵器開発問題の解決に向けた我が国外交の在り方に関するお尋ねですが、核兵器開発問題に関し、北朝鮮は、昨年より、KEDOによる重油供給の停止等を理由として、関連施設の再稼働を始めとする一連の措置を取ってきております。
このような北朝鮮側の説明は受け入れられるものではなく、我が国としては、北朝鮮側の対応に重大な懸念を有しています。政府としては、引き続き、アメリカ、韓国を始めとする関係国と緊密に協力して、北朝鮮側に対し、その核兵器開発計画を即時に放棄し、国際社会の責任ある一員として誠実に対応するよう、粘り強く求めていく考えであります。
サミット議長総括における北朝鮮問題に関するお尋ねですが、我が国として、サミットで聞いた各国首脳の意見も参考にし、各国と協力しながら、北朝鮮に対して国際社会の責任ある一員として誠実に対応するよう引き続き強く求め、平和的解決のために粘り強く努力していく考えであります。
日朝平壌宣言についてでございますが、日朝平壌宣言は今後の日朝関係を取り進めていく上での方向性を示す重要な文書であります。政府としては、日朝平壌宣言に従って諸懸案を解決し、国交正常化を実現するという方針に変わりはありません。
また、国際社会の責任ある一員になることが北朝鮮自身にとって利益となることを北朝鮮に理解させることが重要であると考えており、引き続き関係国と連携しながら、北朝鮮側に対し、諸問題の解決に向け誠実な対応を求めていく考えであります。(拍手)
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