小泉純一郎の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 広野議員にお答えいたします。
サミットの意義についてでございますが、サミットは主要国の首脳が国際社会が直面する緊急の課題につき率直な意見交換を行う場として重要であります。今回のサミットにおいても、種々の課題について国際協調の重要性の認識を共有することができたと考えます。
今後も、サミットのこうした意義が生かされるよう、G8間の議論に積極的に参画していく考えであります。
北方領土問題とロシアにおけるG8サミット開催についてでございますが、我が国はこれまで、ロシアとの間で、四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するという一貫した方針に基づき、精力的に交渉を進めてまいりました。
我が国としては、二〇〇六年のG8サミットがロシアで開催されるなどの国際環境の新たな進展を踏まえ、日ロ関係を発展させていく中で、北方領土問題の解決に全力を尽くす考えであります。
対北朝鮮政策についてですが、先般の日米首脳会談において、私はブッシュ大統領に対し、北朝鮮をめぐる諸問題の平和的解決のためには対話とともに圧力が必要であると述べました。これは、国際社会による核兵器開発は容認しないとの強いメッセージの発出、違法行為の厳格な取締り、事態悪化の場合の一層厳しい対応等を趣旨とするものであり、このような対応は北朝鮮が対話に誠実に応じることを促す観点からも有益と考えています。
拉致問題についてですが、北朝鮮による拉致は国民の生命と安全にかかわる重大な問題であると認識しております。
政府としては、拉致問題を含め、北朝鮮をめぐる諸問題を包括的に解決し、北東アジアの平和と安定に資する形で日朝国交正常化を実現させるとの方針であり、問題の解決に向け全力で取り組んでいく考えであります。
朝銀信用組合についてですが、破綻した朝銀信用組合による不透明な融資については、これまでも金融整理管財人において旧経営陣等の民事、刑事責任の追及を行い、民事提訴二十一件や刑事告訴、告発五件など一定の成果が上がっているところであります。今後とも、一層厳格な責任追及作業、債権回収作業を通じ、こうした融資の実態解明に努めてまいります。
自衛隊のイラクへの派遣についてですが、自衛隊のイラク派遣について米国等より具体的な要請はなく、また、我が国として決定は行っておりません。
いずれにせよ、今後、イラクの復興等を支援するために我が国が何ができるかについては、我が国の国力にふさわしい貢献を行うとの観点から、主体的に検討していく考えであります。
スリランカ復興についてですが、我が国は、スリランカ和平に、平和の定着の観点から、積極的に貢献しております。
来る九日、十日には、スリランカ復興開発に関する東京会議を開催します。この会議では、和平促進を目的として、国際社会の一致した決意や支援が表明される予定です。
私の経済運営の責任についてですが、小泉内閣は、やるべき構造改革を行わなければ日本経済の再生はないとの認識の下、デフレ克服を目指しながら各般の改革を推進し、経済情勢に応じては大胆かつ柔軟に対応するという一貫した方針で経済運営に当たってまいりました。このような努力により、金融危機の防止など、経済の不安定化要因に適切に対処してきたと考えております。
構造改革の成果が明確に現れるまでには、いまだしばらく時間が必要であります。御指摘のとおり、雇用情勢は厳しく、自殺者の増大は誠に痛ましいことと認識しておりますが、引き続き、決して金融危機は起こさないとの方針の下、改革を進めるとともに、日本銀行と一体となってデフレ克服に取り組み、日本経済を再生させていくことが私に課せられた責務であると考えております。
残余の質問については、関係大臣から答弁させます。(拍手)
〔国務大臣川口順子君登壇、拍手〕