石破茂の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(石破茂君) 昨日、御党の前原議員の御質問にお答えをいたしまして私が申し上げたことにつきましてのお尋ねでございます。
 政府といたしまして、従来と方針を変えたというようなことは全くございません。専守防衛というような考え方を変えたというような意味で申し上げたつもりはございません。私どもは価値判断を差し挟む立場におるわけでは決してございません。
 申し上げましたのは、前原議員が御指摘になりましたようなこと、あるいは我が党の、自由民主党の中で議論をされておりましたようなこと、そういうことに対しまして、私どもとして、それを行うために、対地攻撃と言った方がよろしいかもしれません、今、私どもとして対地攻撃能力というものを有しておりません。そのために、一体どれぐらいの、仮にそれを持つべきだという御議論があったとして、御議論があるわけですね、今現に。そうすると、どれぐらいの期間が掛かるのか、そしてどれぐらいのお金が掛かるのか。バスやトラックを買ってくるわけじゃございませんので、注文してすぐ届くというようなものでもございません。そうしますと、どれぐらいの期間が掛かり、どれぐらいのお金が掛かってというふうなことをきちんと資料として申し上げるということは私は必要なことなんだろうと思っております。
 そして、これは従来から議論があることでございますが、日本国憲法は座して死を待つことを予定はしていないという答弁がございます。それは、ほかに手段が全くないというような場合、つまり昭和三十三年の答弁でございますが、それは、法的には日本国憲法は座して死を待つことを予定はしていない、ほかに何にも方法がないという場合にどうするんだという御議論が元々にあるのだろうと思っております。
 それは、その場合にどうするんだというお話は、従来の政府の考えを変えるものでも何でもそれはございません。そういうようなぎりぎりの場合にどうするんだということのときに、全く知見がありませんと、そういうようなことのために幾らお金が掛かるか、幾ら期間が掛かるか、全くそんなことも分かりませんというようなことでは、それは無責任なことであるということだと思っております。そのような議論はかつて、私、衆議院の予算委員会だったと思いますが、末松議員の御質問にもお答えをいたしました。
 そういうような議論があるとするならば、それは政治の場において行われるものだというふうに考えております。そのときに、一体、先ほど来申し上げておりますような知見というものがない場合に、それは議論にならない、議論の材料を御提供することにもならないということでございます。
 政府の方針を変えるというようなことを私は申し上げたつもりはございません。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 石破茂

speaker_id: 20757

日付: 2003-03-28

院: 参議院

会議名: 予算委員会