本田良一の発言 (憲法調査会)

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○本田良一君 本田良一です。
 私は民主党の憲法調査会のメンバーではございませんでしたけれども、党の方から、ほかの方の希望がなかったのか何か知りませんが、私が行くようになりましたので、報告をいたします。
 しかし、本当に私は有意義な、市川団長とともに、また他の政党の皆さんとともにすばらしい経験を、また考え方を与えていただいたと感謝をしております。
 まず、議事録に大体ありますから、その点は省略をして、感想を述べさせていただきます。
 まず、コスタリカ。
 これは私どもは、私は特に過去社会党の政治家でございましたので、非常にある面関心がありました。ところが、行ってみましたら、まずチンチージャさんが、政治家としてこの憲法を輸出をしたいと、こういうことを言われました。だから、政治家だから、そういう憲法の下にあるコスタリカとしては当然そういう理念で言われるだろうと。しかし、その理念の定着がどういうものか。これが非常に関心がありましたから、オバンド警察長官、現場に行きまして驚いたのは、この方が非常に信念を持ってこの憲法を推進をしている、このことに関心を持ちました。
 それで、特にこの中で、三十一ページで私が聞いた中と、それから、三十三ページにありますが、猪又大使がイデオロギーというのを使っておりますが、難民とかそういう人たちが富めるコスタリカを目指して、この貧しき国の周辺が攻撃をしないか、そういうことを聞きましたら、決してそれはないと。
 それから、あくまでも、犯罪者であってもコスタリカとしては受け入れる、しかしその基本はイデオロギーを持っていないことだということを強調をしました。
 それで、私は、これ、朝日新聞の、その後日、帰国しまして、この取材がありましたからここでも答えましたが、それでは、本田さんは社会党だったのに、なぜ、その社会党が言う護憲が、憲法のこの護憲の理論が国民に浸透をして政権を取れなかったのかと、こう聞かれましたから、私は、社会党、旧社会党はイデオロギーを持って、これを前面に出し過ぎたために、国民からの理解が得られずに政権を取ることができなかったと、こういうことを言いました。これは、私は信念でもありましたからそういうふうに言ったんですが、私の考えと、ここで、コスタリカで得たイデオロギーの考え方はある面一致していたなと、こう思いまして、そういうふうな報道に対する取材で答えております。
 それから、国連に行きまして、国連の中で聞きましたのは、特に安全なところが今のイラクにはあるかということを聞きました。ところが、安全なところがあったら私どもが教えてもらいたいと、こういう言葉が返ってきました。これには非常に私も納得をするとともに、確かにそうだろうと。
 それからもう一つ、この中で私がこういうことを聞いたわけですね。六十七ページに、私は、国が崩壊を、戦争とかそういうことで崩壊をしたときに、イラクには中心的な人物、その崩壊をした後復興をしていくために中心的な人物がいないようだと。日本には天皇がいたし、あるいはカンボジアにはシアヌーク殿下がいたし、アフガニスタンではカイザル、それから前の国王がいたし、東チモールではグスマンがいたし、これには書いておりませんが、もう一つは、南アフリカではマンデラがいたと。そういう中心的な人物がいたんだが、イラクでいないのに、国連、イラクの復興が非常に障害となってはいないかと、こう聞きましたら、正にそのとおりであって、そのことが残念だと。その中で、特にフセイン政権を支えていたバース党、このバース党を余りにも早く追い散らし過ぎたと、こういう面もなきにしもあらずだという答えが返ってきたことですね。これにちょっと私も驚き、なるほどと思いました。
 それから、PKOで、このカナダ軍のPKOの訓練所、この訓練所は非常にやっぱりすばらしいと。今、団長の報告の中で、それぞれ地雷の見方とか、こうありましたが、例えば、機関銃が少し壊れて放置されている、その機関銃に何げなくビニールが巻き付いている、それを取ればそれが爆発するということですね。だから、そういうふうなことが、非常にいろいろな経験の中から、そういう爆発物の見分け方とか、そういうのは様々ありましたね。
 それで、私はここで聞いたのは、このPKOの訓練を、軍隊であってもカナダでは一般人も訓練をしてこのPKO参加の国にやっていると。PKOといえばそういう紛争国に派遣していると。だから、日本でもこういう訓練所があって、一般の人やジャーナリストや、この間、毎日新聞が爆弾で、を拾ってくるようなことがないような、いわゆるジャーナリスト、官僚、一般の人、それからNPO、そういう人たちもこういう日本の、やっぱり訓練の場所でやった後で、そういうそれぞれ行ってもらうと。そういうことが常時恒久化することが重要だなと思いました。
 それからもう一つ、九十五ページにありますが、この緊急事態の中で、日本は過去の戦争も、これは団長と行く前から話しておったんですが、例えばWTOの農業交渉にしたって、過去の日本軍にしたって、撤退という言葉が日本にはないですね。しかし、このカナダのPKOには必ず撤退を、いつ撤退するという理念をちゃんと盛り込んでそれを指導していると。だから、ここに書いてありますから読んでいただきますと、この撤退の理論というのをぴしゃっと書いて明記しておりますね。だから、この撤退ということをこれからの重要な一つの位置付けにしなければならないということを感じました。
 以上です。

発言情報

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発言者: 本田良一

speaker_id: 22337

日付: 2003-12-03

院: 参議院

会議名: 憲法調査会