市川一朗の発言 (憲法調査会)

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○市川一朗君 まず最初の部分でございますが、同行した委員からもいろいろ感想の中でお話がございましたが、私もコスタリカに関しましては、初めに予期していた以上にコスタリカという国あるいは国民の皆さんが、コスタリカの平和主義とか安全保障の在り方について、コスタリカ方式と言っていいんでしょうか、非常によく考え、そして実行しているなということを感じました。全く、先ほどもお話ございましたように、最初チンチージャ議員からの話のときはあの方はプロかなと思って聞いたんですが、公安警察の学校長、警察学校長に会ってもより強い意向がございまして、ニカラグアから侵略されるおそれはないのかと、そういう国から侵略されるおそれはないのかと再三再四みんなが聞いたんですが、いろいろ見るところ、自分としては、むしろあの連中は最後の亡命先としてコスタリカを考えているんじゃないかと、だからコスタリカは侵略されることはないというようなところまで、我々が何回も聞いたからでございましょうが言い切っておりまして、私はそういう考え方に理解できるなと思いましたので、コスタリカはコスタリカなりによく考えているから、コスタリカの平和と安全保障に関してはそういう考え方でいかれたらどうですかと、この体制で頑張りなさいというようなことを、訓辞を求められましたので生徒さんに申し上げたところ、大脇先生から感動したという感想をいただきまして恐縮に存じているところでございます。
 ただ、朝日新聞の取材を受けたときに申し上げたんですが、私は、それはやはり日本の場合にコスタリカ方式が当てはまるとは思えないと。選挙制度もコスタリカ方式と称しておりますが、実はコスタリカにああいう制度はございませんで、コスタリカらしい部分が若干あるんですが、再選禁止なんですね。だから、次は出れないというところでコスタリカ方式が日本でも適用されておりますが、やはりコスタリカの考え方を、この日本のような経済大国であり、そして貿易立国であり、そしてアジアの現状なり、いろんなことを考えますと、やはりそれは非常に難しいと。日本には日本なりの考え方で対処せざるを得ないのではないかということを、また改めて深くそういう確認をして帰ってきたところでございます。
 それから、二院制の問題についてのお話でございますが、これはやはり、詳しく実態を調べたわけじゃなくて事務局の方からお聞きしましたので、議会そのものを傍聴できればもっとよかったんですが、かなり専門的な立場の議員が多くて、そして独立性の強い、議員としての存在感を持った御発言をする議員が多いのが上院であるという印象は私も強く受けました。
 これを日本にどういうふうに当てはめられるかということで考えてみますと、やはり行き着くところは、カナダは上院は任命制なんですね。日本は公選制を取っていると。この任命制であるカナダの上院の特徴と、公選制である日本の上院である参議院議員との在り方といったようなことでは、やはり基本的に異なる部分ございますので、いずれにいたしましても、私はこの憲法調査会、参議院の憲法調査会が二院制の在り方についてしっかりとした見解を述べる、まとめることが極めて重要であると確信しておりますので、どうぞ皆さんよろしくお願いしたいと思う次第でございます。

発言情報

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発言者: 市川一朗

speaker_id: 15143

日付: 2003-12-03

院: 参議院

会議名: 憲法調査会