棚橋泰文の発言 (憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会)
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○棚橋小委員 自由民主党の棚橋泰文でございます。
まずもって、野坂先生におかれましては、大変お忙しい中、貴重な御意見を御開示いただきまして、本当にありがとうございます。
私の方から、特にきょうお話がございました思想、良心の自由あるいは信教の自由あるいは政教分離原則についてお聞きしたいことがたくさんございますが、いただいておる時間が十分でございますので、限られた時間の中で、特にポイントを絞ってまた参考人の先生の御意見を伺えればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
第一は、思想、良心の自由でございまして、きょう先生がおつくりをいただいた資料、レジュメにもございましたように、幾つかの最高裁を初めとする判決が出ておりますが、特に三菱樹脂事件あるいは東電塩山営業所事件等がこの最たる例だと思うんですが、どちらかといえば、思想、良心の自由に関しては、今日は、特に私人間での議論の方が現実にフリクションになりやすいのではないかと思っております。
もちろん、そもそも憲法の成り立ちが国家権力による個人の人権の侵害というものを守るという観点からなされておることは重々承知しておりますし、また、憲法の私人間適用に関してもさまざまな議論があることは承知をしておりますが、特に思想、良心の自由という観点から考えると、私人間において憲法の規定の適用のあり方がどうあるべきかということを、今後さらに私どもは検討していかなければいけないと思っておりますが、参考人はこの点について今どのようにお考えか、お教えをいただければありがたいと思います。