照屋寛徳の発言 (本会議)

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○照屋寛徳君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、小泉内閣不信任決議案に賛成の立場で討論を行います。(拍手)
 小泉内閣が成立してから三年が過ぎました。この三年を振り返ったとき、小泉内閣は戦後史上最悪の政権であると、強い憤りを持って断ぜざるを得ません。(拍手)
 まず、小泉政権は、多くの国民世論に背を向け、犠牲と負担を強いる年金改悪法案の成立を強行しました。今回の年金改悪によって、この十月から厚生年金、共済年金保険料が引き上げられ、来年四月から国民年金保険料が引き上げられます。
 政府はしきりに、保険料を上げて給付を減らすのはこれが最後、百年安心の年金制度などと言っていましたが、これもうそ八百であります。保険料は十四年間連続で引き上げられ、保険料の上限が固定されるといっても、平成十六年度価格のことであり、賃金、物価に合わせて実質保険料はアップする。将来の給付五〇%保障も、モデル世帯だけであり、これも一年目だけで、二年目からどんどん下降するのであります。しかも、法の前提である試算自体狂っていることが、合計特殊出生率の悪化で暴露されました。こんなめちゃくちゃを数の暴力で強引に押し通す小泉内閣に、政権を担当する資格はありません。
 総理は、改革なくして成長なしというスローガンを叫び続け、構造改革政策を進めてきました。達成した成果は何か。競争最優先、効率重視の小泉構造改革によって、弱い立場にある多くの人々に痛みが集中し、暮らしや雇用や将来への不安が高まっています。総理、あなたがやっていることは、憲法が保障する幸福追求権、生存権、勤労権のないがしろにほかなりません。
 一方、小泉政権は、テロ特措法に始まり、有事法制、イラク特措法を成立させ、軍事優先の道をひた走っています。大義のないブッシュの戦争に追随し、自衛隊のイラク派兵や有事関連七法案の制定など、憲法九条違反の政治を進めています。小泉内閣は、歴代のどの内閣よりも憲法を踏みにじっています。
 その上、シーアイランド・サミットでは、憲法上許されないとしてきた従来の政府見解を覆し、国会に諮ることもなく、自衛隊の多国籍軍への参加を表明しました。これまでの安全保障政策を大転換させるものであり、断じて認められるものではありません。
 総理、自民党をぶっ壊すというのもかけ声だけで、日歯連事件に象徴されるような政官業の癒着や政治腐敗はますます深まっています。壊されたのは、私たちの生活と平和であります。その行き着く先が憲法そのものの改悪です。
 総理は、議会制民主主義の意味を履き違えているのではないでしょうか。多数決の美名のもと、数は力、力は正義とばかりに、数の力で法案審議を強行し、野党の追及に対して、あなた方はどうせ反対でしょうなどと開き直る小泉首相の姿勢は、言論の府である国会の冒涜であり、議会制民主主義を否定するものであります。
 小泉内閣がもたらしたものは何か。政治の不在、言葉の不在、情けの不在であり、国民の不在であります。このような小泉内閣は一刻も早く総辞職されることが賢明な選択であることを強く申し上げ、小泉内閣不信任決議案に対する私の賛成討論を終わります。(拍手)

発言情報

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発言者: 照屋寛徳

speaker_id: 24406

日付: 2004-06-15

院: 衆議院

会議名: 本会議