岩井國臣の発言 (決算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○岩井國臣君 そのとおりだと思います。総理のおっしゃっていること、間違っているわけではないと思うんです。しかし、私が哲学云々と言うことは、今言われたようなこともさることながら、歴史と伝統文化を我々継承していくというときに、日本の国における歴史と伝統文化のその真髄は何かと。
恐らくこれからの世界は、アメリカを中心とした西洋の文明というもの、今の科学文明だけでは世界は多分やっていけないんだろうと思います。日本の歴史と伝統文化のその真髄ですよね、日本のアイデンティティーですよ、それが何なのかということは分かっておるようで分かってないですよ。それはやはり哲学的な思索から明らかにしていく必要があると、私は私なりの認識あるんですけれども。要するに、アメリカを中心とした西洋のやり方だけでは世界はやっていけません。そこで、日本の歴史、伝統文化と真髄部分、そこが大事なんですけれども、私は違いを認める文化ではないかなと思っておるんです。まあ、それはいいです。
要するに、日本ならではというもので世界へ貢献していかないといかぬのではないか。そういうことで、ちょっとODAの問題もやらさせていただきたいと思います。
政府開発援助、ODAにつきましては、国民の間で大変な不信感が渦巻いております。私は、ODAにつきましてはもっともっと積極的に情報公開やって透明性というものを担保していかないといかぬ、そして政府の説明責任というものをしっかりと果たしていかなければならないと、こう思っておるんですけれども、外務省はまだまだ古い体質を引きずっていますね。今の外務省の体質ではとてもじゃないなという感じ、実はしておるんです。
ODAの問題というのは、予算を減らせばよいということではもちろんありません。透明性が問題なのでございます。ODAの多くはまだやみの中にあって、やみの中で何が行われているのかよく分からないというところが問題なんですよ。私は、我が国のこれからのありようを考えたときに積極的に国際貢献をしていかなければならないと思います。真に必要なODAは積極的に増やしていかなきゃいかぬ、そのように思います。無駄なものはもう思い切ってカットしていくということだと思います。ODAに対する国民の批判、そこに集中しておるわけであります。その最たるものが中国へのODAですね。
この中国へのODAにつきましては、昨年の決算委員会でも我が党の世耕先生が取り上げられました。日本国内の経済情勢がこのように大変厳しい中、中国へは累積で既に三兆円を超える援助を行っている。しかも、しかもですね、そのODAの一部が訳の分からないところに流用されているのではないか、そんなこともささやかれておるわけであります。ささやかれておるどころか、大変大きな声になってきつつあるんですね。そこへやはり国民の不信感というものが渦巻いているように思います。
やはり、ODAというのは我が国民の血税を使うわけですから、当然ODAの目的どおり正しく使われ、そして、かつ相手国民の我が国に対する感謝の気持ちというものが伝わってこないといけないのではないでしょうか。昨年、世耕先生はその点を指摘されたかと思います。中国のODAに限りませんけれども、相手国民は日本からの支援などとは全く思っていないというふうな、そういうケースが多いのではございませんか。やはり、ODAは我が国民の血税を使うわけですから、顔の見える支援でなければならないのでございます。
中国の問題は、昨年、世耕先生が取り上げられたということもございますし、この問題は大変な問題で短時間でやれませんので、またいずれ決算委員会でもやらさせていただくことがあるかも分かりませんけれども、本日はやりません。他の問題を取り上げたいと思います。顔の見える支援という観点から、まずイラクの復興支援を取り上げたいと思います。
イラクの復興支援につきましては、我が国は、自衛隊の派遣はもちろんのこと、ODAにつきましても積極的に行うべきであるというのが私の考えでございます。そういうことで、最初に外務大臣にお聞きいたしますけれども、イラクへのODA、我が国の場合、幾らか。アメリカ、イギリスなどの先進諸国と比較して多いのか少ないのか、その点、国際比較をしながら、外務大臣の評価というものをお聞かせいただきたいと思います。