岩井國臣の発言 (決算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○岩井國臣君 これは、アメリカは特別ですよ。これはちょっと横へ置いて、そうすれば、日本のイラクの復興支援に対するODA、断トツだということを私どもはしっかりと認識しておかなければならないというふうに思います。
そういう前提で、総理はイラク国民に対し、世界平和を願う日本国民の、私どもの心情を格調高く切々と訴えてほしいというふうに思います。日本の自衛隊は戦争目的でイラクに行くわけではありません。あくまでもイラクの復興支援のために派遣されているわけであります。ましてや、ODAに関連する文民あるいは民間企業は武器を全く持たない平和の使者であります。ただひたすらイラク国民の生活安定のために働く平和の使者であります。特に、民間企業はイラク国民に雇用の場を提供するために行く、そのことを是非切々と訴えてほしいと思うのであります。
その上で、ODAにつきましては民間レベルでの本格的活用を考えてほしい。イラク国民は日本の民間レベルの活動を待っている。今、イラク復興プロジェクトが五千からようやく千プロジェクトに絞られて、ぼちぼち動き出そうとしておりますね。日本の業者がイラク復興協力事業のため多くの受注を確保してこそ、顔の見える復興支援につながるのではありませんか。
今年は、日露戦争ちょうど千年を迎えました。(「百年だ」と呼ぶ者あり)いや、百年、百年を迎えました、百年。日露戦争の勝利はイスラム世界に思わぬ反響を与えたようでございます。世界の中には冷めた意見もあったようでございますけれども、イスラム世界では賛美一辺倒だったというふうに言われております。そういった感情が、その後も日本に対する見方の基調になって今日に至っているという、この点は極めて大事なところだと思います。
エジプトの詩人が書いた「日本の乙女」というすばらしい感動的な詩があったそうであります。この詩をレバノンやエジプトなどでは教科書に載せて、ある世代までこれを暗唱していたそうであります。東洋では初めてロシアという巨大なヨーロッパの大国を打ち破った日本、その日本に対する期待を持って、自分たちの民族的悲運と重ねながら、いかにすれば日本のようになれるか、そういうことを語り合った世代があったということのようであります。イスラム世界におけるそういう日本に対する好感情というものは大事にしていかなければならないものと思います。
イラクでは、そういう日露戦争の評価もありまして、日の丸には特別の思いを持つ人が少なくないようであります。アメリカの星条旗では駄目なんです。イギリスのユニオンジャックでも駄目なんです。やはり日の丸の旗でないと駄目なんです。顔の見える支援とは、日の丸の旗を背負った支援であります。それをイラクの人々は待ち望んでいる。
総理、イラクのODAにつきましては、民間レベルでの本格的活用というものも是非考えましょう。イラク国民は日本の民間レベルの活動を待っている。イラクに対するODAは私たち日本国民の顔の見えるものにしなければならないというふうに思いますが、いかがでございましょうか。