中島章夫の発言 (憲法調査会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○中島章夫君 民主党・新緑風会の中島章夫でございます。私からも、三人の参考人の方々に非常に参考になるお話を聞かせていただきましたことを心からお礼を申し上げます。
正直なところを申しますと、三人の参考人の先生方から御意見を伺うということによる刺激もさることながら、私自身、今回、この前文のところで先生方に御質問を申し上げるということのために、初めてしみじみとこの前文を読ませていただきました。そういう意味で、自分の、この憲法前文を今まで時々斜めに読んできたというのが正直なところでございます。一般的な国民の前文の見方にほぼ即しておるんではないかという思いをしながら、三人の参考人の方々にお聞きをいたしたいと存じます。
まず、青山参考人にお伺いをしたいと思いますが、青山参考人からは、この憲法前文が持っておりますいろいろ文法的あるいは内容的、構成的、様々な矛盾の御指摘がございました。それにもかかわらず今日まで、憲法とともにでありますが、この前文が国民的にある種の支持とは言いませんけれども、そう大きな不満を持たれずに来たのは、棟居参考人からのお話もございましたように、この前文が持ちますあいまいさというんでしょうか、そういうものがプロジェクトX的な役割を果たしてきたという御指摘は大変面白いと、こう思っておるのでございます。
ただ、まず最初に青山参考人にお伺いをしたいのですが、先ほど、自分は憲法改正論者ということではない、自分で作るということが大事なんだというお話をしていただきましたが、多くの一般的な国民に対して、この構成上の問題点というものを一々あげつらうということでは、なかなか、この前文を見直すというきっかけについて得心を与えるということにはなかなかならないという気がいたします。
つまり、内容的に、第一、特に第二段、第三段で平和主義、なかなか崇高なことを、その原理を述べていていいじゃないかという程度の判断のものに対して、憲法が持つべき全体的な、憲法前文が本来持つべき全体的な構成ということから、なぜもっと別のものを考えていく必要があるのかという説得を試みるとしたら、先生はどういうポイントに絞ってお話をいただけることになるでしょうか。その点をお伺いしたいと思います。