土屋美明の発言 (法務委員会)
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○参考人(土屋美明君) 私は伊藤弁護士のように明快にちょっと言えないのが残念なんですけれども。
というのは、警察官あるいは検事さんなんかとお話をしていくときに、捜査がいかに難しいかということはその都度その都度聞かされます。簡単なものではないということはよく分かっておりますし、大きな事件であれば、国民から刑事の捜査当局に対して真相解明の要望というのが強く出されるということもありまして、それにこたえなきゃいけないという、そういった責務をひしひしと検察官の方それから警察官の方は感じてやっていらっしゃるということを私も感じます。ですから、簡単ではないと思うんです。
それはなぜかといいますと、今までの刑事司法の、現在行われている刑事司法がそうですけれども、それがやはり被告、被疑者、被告人の供述をきちっと押さえてそこから立証していくという、そういう捜査から公判段階までつながったシステムというんでしょうか、そういうのが前提になっているために行われている状況なんだろうというふうに私は思います。ですから、そこだけ、そこを変えずに取調べのところだけをどこまで変えていくことができるのか、それについてはちょっと悩ましいところがあるわけです。
それで、先ほども申し上げましたように、現状については取調べも含めて相当の改善にはなるであろうというふうに思っておりますけれども、それをもっと将来的には少なくとも証拠の任意性をめぐるような入口での争いが起きないように、取調べの部分もきちんと記録化することによって克服していく、そのことによって全体の捜査から公判までを変えていく、そういうような発想を取っていただきたいというふうに願っているということなんです。
以上です。