片山虎之助の発言 (本会議)
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○片山虎之助君 ただいま議題となりました平成十五年度補正予算三案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
補正予算の内容につきましては、既に谷垣財務大臣の財政演説において説明されておりますので、これを省略させていただきます。
補正予算三案は、去る一月十九日、国会に提出され、二十三日、財務大臣から趣旨説明を聴取した後、衆議院からの送付を待って、二月三日、四日及び五日の三日間にわたり、小泉内閣総理大臣及び関係各大臣に対し、質疑を行いました。
以下、質疑の若干につき、その要旨を御報告申し上げます。
まず、イラク問題に関して、「イラクへの人道復興支援のために自衛隊を派遣する意義は何か。イラクで期待されている雇用創出にどう対応していくのか。イラク戦争支持の根拠となった大量破壊兵器の情報について、国民への説明責任を果たすべきではないか」との質疑があり、これに対し、小泉内閣総理大臣及び関係各大臣より、「世界の平和と安定の中に、日本の発展と繁栄がある。国際社会の一員として、日本はイラクに対し何ができるかを考え、その役割を果たしていくことが重要と考えている。イラクの現状を踏まえれば、人的貢献については、一般の国民やNGO等では難しく、日々、訓練を積み重ね、危険を避ける能力を持った自衛隊を派遣することが、イラクの復興を成功させるために必要と判断した」、イラクでの雇用創出については、「宿営地の設営、通訳、警備、清掃等の雇用が生まれると思われるが、自衛隊の活動に伴う雇用増加には限界があり、ODAなど政府全体で取り組むべき問題と考えている」、また、大量破壊兵器については、「イラクが大量破壊兵器がないことを立証せず、国連決議を忠実に履行してこなかったので、開戦を支持した。大量破壊兵器について、米英が調査委員会を設け、捜査を継続しており、その動向を注視していきたい」旨の答弁がありました。
次に、経済問題について、「景気は回復基調にあると言われるが、地域経済や中小企業の状況は依然厳しい。政府は景気の現状をどう見ているのか。また、地域の再生を地域経済の活性化にどう結び付けていくつもりか」との質疑があり、これに対し、小泉内閣総理大臣及び関係大臣より、景気の現状について、「失業率が三十か月ぶりに五%を切るなど、雇用面にも持ち直しの動きが見られ、財政に安易に頼ることなく、構造改革を進めることによって、経済全体が良い方向に向かってきている。景気ウオッチャー調査ではすべての地域で改善傾向が見られ、中小企業関連でもようやく良い方向が出始めている。現在の景気回復は設備投資に支えられているが、企業収益の増加が雇用者所得につながり始めており、今後、家計に波及し消費を押し上げていくかどうかが、景気動向を見る上で、大変重要なポイントと考えている」、また、地域経済については、「地域再生は日本全国の発展につなげていかなければならない大事な問題であり、構造改革特区などを活用し、地域の様々な知恵をくみ上げ、支援していくことが重要と考えている」旨の答弁がありました。
質疑は、このほか、年金制度の改正、農業問題、高速道路建設の基本方針、鶏インフルエンザへの対応策、三位一体改革、為替介入による米国債購入の是非、米軍基地問題など多岐にわたりましたが、その詳細は会議録によってこれを御承知願いたいと存じます。
質疑は五日に終局し、本日、直ちに討論に入りましたところ、民主党・新緑風会を代表して高橋理事が反対、自由民主党及び公明党を代表して渡辺理事が賛成、日本共産党を代表して紙委員が反対の旨、それぞれ意見を述べられました。
討論を終局し、採決の結果、平成十五年度補正予算三案は賛成多数をもっていずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
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