河村建夫の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(河村建夫君) 段本先生の御指摘、私もそういう思いでおります。もちろん、学校現場においても学力低下ということはあってはならぬと、私そう思っております。
 学習指導要領は、これはやっぱりそのときそのときに応じたようにつとにやっぱり見直す必要はあると思うんですね。こう決めたらもうこのとおりしかないんだということではない。あれ、指摘されたように、学力低下という話がぱっと出ました。それは、土曜日を休みにした。これは世界の大きな流れにもありましたし、もっと人間力を付ける教育をやるにはそうした時間をもっと取るべきだという声もあった。それを受けてそういう土曜日を休みにしていきました。そうすると、当然、土曜日の時間が、学習時間が減るわけでありますから、その分学習しなくなるんではないかと、こういう問われ方をいたしました。
 そこで、前遠山大臣のときに「学びのすすめ」ということがあって、いや、その学びをやめろという意味ではありませんと、学びは学びでしっかりやっていただく、しかしもっと、もっと大事なことを学ぶ時間も作ろうということで総合学習の時間もありますから、そうした今、段本先生も御指摘のような、正に人間をつくる、徳育と、そういうようなものもしっかりここでやろうという形で来たわけでございます。
 私も、そういう面では、まず学校において基礎的なことはきちっとやる、そういう意味での学習指導要領、だからこれは最低基準だと。あの見直しでいろいろ指摘をされましたが、ややもすると、あの学習指導要領を見直さなきゃいけなかったのは、その中にいろいろ、これ以上もうやる必要はないんだという歯止めまで付けておったと、これはやっぱり問題だと。伸びる人はどんどん伸ばしていかなきゃいかぬ。基礎力を十分付ける、これは当然のことですけれども、更に学びたい人には学べる仕組みも当然要るわけですから、その見直しを一部やりました。そうすると、また学力偏重かと、こう言われましたが、そうじゃなくて、やっぱりその人間の能力、また教科によっては得意、不得意皆ありますから、それもしっかり伸ばしていこうという意味で歯止めを取ったということであります。
 そういう意味で、知力、当然これも必要でありますから、しっかり学んでいただきながら、同時に人間力を付ける。そうした意味で、総合学習の時間を活用して、そしてそういうもので体験学習をしていただくとか、なかなか学校の机上だけでは学べないようなものも、その時間を自由に使ってやろうという方向でこれ進めてきたわけでございまして、そういう意味で、私の思いと、今、段本先生が御指摘なさった面は同じ思いだなと、こう思っておりまして、心強く感じると同時に、やっぱり国民の皆さん方の教育に対する大きな期待がございます。やっぱり教育のセンターとしての文部科学省もそのことをしっかり受け止めてこれにこたえていかなきゃならぬと、こう思っております。
 ややもすると、今の経済情勢からして教育の話が財政論に押されるような雰囲気もありまして、それではやっぱりならぬ、やっぱり教育論というものを大事にしながら、やっぱり教育はこうあるべきだという方向付けを今のときにしていかなきゃいかぬと思っております。経済財政諮問会議に私も出席をしていろんな議論を闘わす中で、しからば文部科学大臣、教育改革を進めたら塾は要らないんですかという、要らないんですねと、こういう指摘もあったんです。やっぱりそれは、やっぱり先生方もそういうことを言われるということは、これは受けて立たにゃいかぬ問題だなと思っておりまして、しっかり学びながら、そして幅広い人間として生きる力を付けていく、そういう教育であるべきだと、このように考えておるところであります。

発言情報

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発言者: 河村建夫

speaker_id: 10697

日付: 2004-03-11

院: 参議院

会議名: 予算委員会