河村建夫の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(河村建夫君) 私も、土屋市長、大臣室にお見えになりまして、今のようなお話を含めて熱っぽく語っていただきまして、私も農家の出身でもございますが、やはりそういう体験をするということがその子供たちにとって大きな影響を与える。
これまでの統計といいますかアンケート調査なんか子供たちにやったのをずっと見てみますと、やっぱりそういう体験をした子供は、やっぱり道徳観といいますか、あるいは集団意識というのがあって、例えば道を歩いたときにごみがあったら拾いますかとか、友達が困っていると助けますかというようなことを聞きますと、その結果を見ると、やっぱりそういう経験を持った子供ほどそういうことに前向きであるということが分かっておりますから、非常に効果があると、私もそう思っております。
土屋市長さん、武蔵野市ではこれに一億以上の予算を掛けてやっておられる。私は大変立派なことだと、こう思っておりまして、これを全、今から合併になったとしても千七、八百の市町村にという、それだけの予算組みができるかどうか、これは大変なことだと、こう思いますけれども、しかし、こういう立派な取組があるということをやっぱり全国にも周知をする必要がありますし、また、文部科学省も全国にやっぱりそういう取組をしていただこうということでモデル校的なものを作りまして、四十七都道府県二校ずつぐらい、やっぱり長期宿泊体験施設、体験をやっていただこうと。
これは、しかしそんな大きな予算は取れませんので、五、六十万ぐらいしか、取って、そして講師を呼ぶとか、少しその補助をするとかいうようなことは考えたりして、それを取っ掛かりにして各県でお進めをいただくのはどうであろうかとか、あるいは都市と農村の交流、地域間交流、そういうこともやっていただこうとか。特に、農家の皆さんは身近に農業を見ていますが、都会の子供たちがそういうものに触れ合う機会を多く作ってやる必要があろうと、こういうこともやっておりますし、また全体的な体験、例えば兵庫県のトライやる・ウイークというのもお聞きになったと思います。これなんかは商店街とかいろいろなところへ出ていくんですね。これもやっぱり中学、高校、小学校五年生が一週間ぐらいやるんです。そうすると、今まで不登校状態だった子供もそこへ出てくると、それで今度現場に帰ってくれる、学校教育に戻ってくれるというような体験も聞いておりまして、これはいろんな取組があろうと思います。これは正に現場がいろいろなお取り組みをしていただく、各県がいろいろ教育委員会等々と協議をして、校長の、先生のリーダーシップでやっていただくことであろうと、こう思っておりますので、我々としてはその条件整備はしなきゃいかぬと思います。
それから、全国には少年自然の家、県立で持ったり国立の部分もございますが、そういうのをしっかり活用していただくとか、いろんな方法があると思いますので、土屋市長さんのあの熱意、その効果、そういうものを我々も十分多としながら、これを全国的に広めていく、その推進役は果たしていきたい。できるだけ予算確保、これは財務当局との御相談もございますが、こういうものをしっかり取り入れていくことによって、正に、子供たちが生きる力といいますか、人間力を向上する上に非常に意義があると、このような認識でございまして、今、段本先生御指摘ありました点については前向きに考えながら、全国的にこういうことを取り入れていただく、そういう情報を発信をしなきゃいかぬと、このように思っております。