福田康夫の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(福田康夫君) 非常に大きなテーマだと思います。我が国がこれからどうやって進んでいくのかという方向性、その場合にどういう体質の国家でなければいけないかということ、一言でなかなか言いにくいことでございますけれどもね。
 まあ、日本は過去非常にうまくやってきた国、うまいですよ、他の国のいいところを取り入れていくというところなんですけれどもね、そういうようなことで近代社会を築いてきた、それも急速に築いてきたという、そのことで成功した国だと、こういうふうに思います。
 また、生産、国家が生きていくために生産手段というものも必要なんですけれども、これも工業国家としてのその道を歩んできた。しかし、その反面、農業の方はこれは停滞した、若しくは、停滞ということは適当でないかもしれぬけれども、農業生産についてはこれは比重がだんだん下がってきたと、こういうふうな現実もあります。これはある意味においてはやむを得ない。近代国家になるためには経済力も必要である、そのために工業の方を優先したという、そういうふうにせざるを得ないという部分もあるんだろうと思います。
 しかし、農業が今カロリーベースで四〇%を切ってしまうというようなそういう状況の中で、農業をこれを捨てていいのか、これ以上減らしていいのかという議論は今真剣になされているということであります。これはほっておくわけにはいかないと、こういう部分もあります。やはり日本は、農業もそうですけれども、基本的な問題についてはこれは捨てることなく今後も大事にしていかなければいけない。文化、伝統、歴史もそうですけれども、いろいろ良いところはあるわけでございますから、これは大事に育てていく。しかし、良いところは積極的に取り入れていくと、こういうことじゃないかと思います。
 そういう面におきましては、例えば、私の担当しております男女共同参画、これなんか正に先進国から比べれば相当後れているという部分でありますので、今後、人口が余り増えない、若しくは減少するというような状況の中で、やっぱり女性の活力というものはどうしても社会のために必要だろうというように思いますので、そういう面における先進国の知恵も取り入れていかなければいけないという問題もあろうかと思います。
 良いところは積極的に取り入れ、そしてまた、我が国の持てる良いところはこれは残していく、そのために全力を挙げるということも併せ必要だということで、より良い日本、文明国家日本を築いていくために努力すべきだと思います。
 また、どういう方向かということについては、これは先生、委員始め皆様方の御議論も大変大事だと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 福田康夫

speaker_id: 5556

日付: 2004-03-11

院: 参議院

会議名: 予算委員会