市川一朗の発言 (予算委員会)
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○副大臣(市川一朗君) 食料安全保障の正確な認識ということでございますが、これは私、個人的な、基本的な考え方としては、国家というのは国民の生命、財産を守るということは基本的責務だと思っておりますが、その一環として、極めて重要な問題として、いついかなるときにおいてもその国民に対して食料を安定的に供給するということが国の責務であると。そういう意味での安全、食料の安全保障という概念は極めて大事な概念であり、それを我々が認識しておく必要があるというふうに思っておるわけでございます。
そのことにつきましては、御案内と思いますが、現在あります食料・農業・農村基本法にも実は定義的に書いてあるわけでございまして、第二条に項目が設けられております。その中で、特にその第二条四項のところが具体の施策につながるような表現でございますのでちょっと読み上げてみたいと思いますが、「凶作、輸入の途絶等の不測の要因により国内における需給が相当の期間著しくひっ迫し、又はひっ迫するおそれがある場合においても、国民生活の安定及び国民経済の円滑な運営に著しい支障を生じないよう、供給の確保が図られなければならない。」ということで、我が国の場合は法律でもそのことがしっかりと義務付けられて規定されているということでございます。
短期的な場合とそれから長期的な場合とで、いろいろと食料の不測の事態が生ずるということは想定されるわけでございますけれども、そういったものに備えて国として基本として確保しておかなければならないのは、平素から食料供給力を維持すると、いわゆる食料の自給力をしっかり保持しておくということが大事だと思っておりまして、農業関係でいきますと、農地と担い手の確保あるいは農業技術水準の向上、それから水産関係でいきますと、水産資源の適切な保存、管理、あるいは漁業の担い手の確保、こういったようなことに平素から取り組んでいることによりましてその食料安全保障の概念にきちっと堪えられるような政策展開になるというふうに考えております。